DTP業界を辞めたい人へ=つらい仕事と会社を上手に辞める方法

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北野筆太

北野筆太

ブラック企業の取材などを主なテーマにしているライター。実際の転職経験者にインタビューをすることで、労働者が煮え湯を飲まされるその業界ならではの特殊事情やゆがみを探り当て、「就業する前に(転職する前に)知ってほしい体験談記事」を日々執筆中。




記事の目次

デザイナーに顎で使われ、クライアントからは校正の嵐、DTPオペレーターはヘトヘト

もしかしたら、DTPオペレーターやデザイナーのあなたは、会社のパソコンでこれを読んでいませんか? 夜の11時を超えていますか? これを読んでいるということは、あなたはいま、相当つらい状況なんですね。

DTP業界の仕事には、やりがいを感じているはずです。
カタログや書籍など「大物」が出来上がったときはもちろんのこと、A4用紙1枚もののチラシであっても、現物を手にしたときの「モノ作りをした」という満足感は、快感ですらあります。

だから「給料があと5万円高かったら、いや3万円昇給したら踏ん張ることができるのに」と思うのは当然のことです。
嫌味な言い方しかできないデザイナーや、無限に校正指示を出すクライアントに、あなたの胃壁は確実にむしばまれているのかもしれません。

もしかしたらDTPオペレーターのあなたは、既に1度位は、社長に退職願いを出したことがあるのではないですか。
そのとき社長から「あと2年我慢したらデザイナーにしてやる」と言われてとどまったものの「あんなの口約束なんだろうな」と思い始めているのではないでしょうか。

あなたの頭の中にはいつも、「DPT業界に将来はない」と浮かんでくるのですが、その都度、「せっかく身に付けたIllustratorとPhotoshopとInDesignのスキルを放棄するのはもったいない」という考えにかき消されてしまいます。

どうせ今夜も帰りが遅くなるのでしょう。
あなたの将来を決める手がかりが隠れているこの記事は、4分20秒で読み終わります。
少し作業の手を休めて目を通してみてください。

「DTP業界より悪い労働環境ってあるの?」と真剣に考えてします長時間労働とサビ残の嵐

悩み1:午後5時になってようやく1日の半分が終る感覚。終電に乗れて「ラッキー」と思ってしまう自分って何?

あなたはもう既に、長時間労働は仕方がないとあきらめています。
「うちは小さなデザイン会社だから、労務管理がなっていないのは、ある意味当たり前」そう思っているのではないでしょうか。

同僚を見渡すと、皆完全に夜型人間になっていて、本来の退勤時間である午後5時になると目がギラギラし始めます。
あなたも、空腹の具合で午後5時になったことが分かり、「ああ、1日の半分がようやく終わった」と思うようになりました。
「午後5時以降は残業」という感覚が消えているのです。

毎日、駆け足でプラットフォームに向かい、終電に乗り込みます。
これが1日でたった1回「ラッキー」と思えるときです。
入稿が迫ると、終電すら諦めなければなりません。
しかしあなたは、意地でも自宅に帰ります。
タクシー代の出費は痛いのですが、会社に泊まる癖が付いてしまうと、人間らしさもなくなってしまうと思うからです。

DTPオペレーターの仕事の特徴は、あなたが仕事を仕上げないと、何も前に進まないということです。
そのため、あなたは必ず期日までに仕事を終わらせなければなりません。
デザイナーもクライアントも、あなたの健康やあなたの業務時間に関心はありません。
あなたの「作品」だけが唯一の関心事なのです。

それをあなたの教えてくれたのは、DTPオペレーターの先輩でした。
でも最近、あなたは「人間らしさ」を取り戻したいと考えるようになっているのです。

悩み2:でも一番嫌な「仕事」は「無駄な待ち時間」かもしれない。これをサボってると思われることのくやしさ

DTPオペレーターは、ランニング・ハイならぬ「オペレーティング・ハイ」状態になると、時間を忘れて仕事の没頭できます。
これはあなたも体験済みなのではないでしょうか。

あなたは口では「徹夜がつらい」「修正指示が恐い」とは言っていますが、しかし「良いものを作るために妥協はしたくない」という思いがあるはずです。

そんなあなたが、心の底から「これが重なると本当にDTPオペレーターを辞めたくなる」と思っている「仕事」があります。

それは、無駄な待ち時間です。

仕様書が届かずに作業に取り掛かれない「時間」

初稿を出し、修正指示期限も伝えたはずなのに何も言ってこない「時間」

外注に出したイラストが届かない「時間」

こうした「時間」は完全に作業が止まります。
時間つぶしのために閲覧しているyahoo!ニュースももう飽きました。

しかも会社側は、こうした空き時間を「休憩」と考えているようです。
「冗談じゃない。むしろ倍の時給がほしいよ!」そう思っているDTPオペレーターは、あなただけではありません。

悩み3:「年棒契約」の実態はサビ残の強制。その年棒すらカットする会社と先行きが暗いDTP業界

DTPオペレーターのAさんは、会社の採用面接のことを鮮明に覚えています。
社長から「うちは年棒制だからね」と言われ「年棒って、プロ野球選手みたいだな」と喜んだのです。
提示額に不満はありましたが、「今年1年頑張り抜けば、翌年の年棒交渉でアップしてもらえるはずだ」そう思ったのです。
プロ野球選手のように毎年年棒が上がっていくことを、1ミリも疑わなかったのです。

しかし入社からわずか半年で、その考えが甘かったことを実感しました。
まずそれまで一度も残業代が支払われませんでした。
朝9時にオフィスに到着して、夜中12時近くまで働くと15時間労働です。
月の休みは多くて6日、締め切りが迫ると休みゼロのこともありました。
年棒を労働時間で割ると700円代、ゆうに最低賃金を下回ります。

ところがそれですら恵まれた給料だったのです。
社長は13名の従業員をすべて事務所に集めて「経営が悪化した。給与を半分にしたい。でもこの窮地を乗り切れば、必ず給料は元に戻す。だから踏ん張って欲しい」と告げました。

社内ミーティングが終ったあと、Aさんは個別に社長のところに行き、「私は年棒制なので給与カットは生じませんよね」と尋ねました。

すると社長は「あのね、うちは全員年棒制なの。ベテランさんの給料を半額にするんだよ、最も社歴が浅いあなたの給料が無傷のままなはずがないでしょ」と言い放ちました。

つまりこういうことです。
Aさんへの給与の支払い方法は、毎月20日に年棒額を14で割った金額が振り込まれていました。
6月と12月の支払い金額は、年棒額を14で割った金額の2倍になるので、1年間のトータルで年棒分がAさんの懐に入るというわけです。

しかし社長の説明によると、翌月から年棒額を14で割った額の半分しか振り込まれないというのです。
事実上の年棒契約の一方的な破棄です。

Aさんは社長に「それじゃあ年棒契約の意味がないじゃないですか」と食い下がりましたが、社長は「すまんが、いま時間がない。あんたらの給料のためにこれから資金繰りに行ってくる」と言って、社用車のベンツに乗って出かけて行きました。

いかがでしょうか。
ここまで読んでいただいたあなたは「それってDTP業界あるあるだよ」と共感していただいているのではないでしょうか。

サービス残業は当たり前、給料の減額は朝飯前、社長の豪遊は日常茶飯事、これがDTPオペレーターの目の前に広がる世界ですよね。

その原因は、もともと経営規模が零細~中小企業が多く、大手出版会社の下請け的存在として食べてきたDTP企業がほとんどだった上に、印刷出版業界と命運を共にしているDTPの業界そのものが、ウェブ業界の急速な発展とともに、大縮小をしているからです。

大昔に、写植会社からDTP会社が仕事を奪っていったように、今はウェブ会社がDTPを含む出版印刷関連会社から、仕事を軒並み奪っている現状に、あなたももちろん、日々不安を感じているのではないでしょうか。

悩み4:「会社都合での退職」が「自己都合」に変えられ失業手当の受け取りが先延ばしになった

年棒が突如半分カットになることを告げられたDTPオペレーターのAさんは、「生活ができない」と思い、隣の席の先輩DTPオペレーターに「僕、退職します」と告げました。
すると先輩は「まあ、相当ショックだと思うけどさ、でもね、社長が『いずれ給料を元に戻す』って言ってたでしょ、あれ本当だから。だから俺たちもこの会社に残っているんだよ」と言いました。

Aさんは「この人はサビ残も突然の給与カットも労働法に違反していることを知らないんだ」と恐怖を覚えました。
しかしこの先輩はDTPオペレーターでありながらイラストを描くことができて、Aさんも何度か「無料」でイラストを描いてもらっていました。
急遽イラストを入れることが決まると、外注化していたのでは締め切りに間に合わないので、何度も「命拾い」できたのです。

またPhotoshopの操作にあやしいところがあったAさんでしたが、この先輩の指導のお蔭で自信を持てるようにまでなりました。

それでも、背に腹は代えられませんので、Aさんは「申し訳ありませんが、辞める決心は変わりません」と先輩に伝えました。
すると先輩は悲しそうな目をして「これから会社全体で頑張ろうっていうときじゃないか。ここで辞めたら、次の会社でも続かないよ」と言いました。
さらに「もし生活費が苦しいなら、おカネを貸してあげるからさ」とまで言ってくれ、泣きそうになりました。

しかしAさんの決意は固く、退職の際、会社都合で退職するということで話がまとまりました。
ところが、退職後書類を送ってもらう際にやはり自己都合になると言われ、急に無職になった上に失業手当をすぐにもらうことができませんでした。

というのも、失業手当がすぐにもらえる条件の中には、「80時間程度以上の残業代の未払い」が含まれていて、Aさんはそれ以上のサービス残業をしていましたが、職業安定所は「タイムカードなどの証拠がなければ認められない」と判断を下したのでした。

失業手当がもらえなかったため、Aさんはアルバイトをしながら転職活動をせざるを得ませんでした。Aさんは「腰を据えて転職活動をすることができませんでした」と振り返ります。

このケースでも分かるように、DTP業界の人たちは、労働感覚が完全にマヒしています。マヒさせないとこの仕事は勤まりませんので、労働法について知っていても知らないふりをするようになります。

実態は会社や業界があなたの感覚をマヒさせているのですが、業界内情を知らない人からすると「DTPオペレーターたちは自ら長時間労働の場に身を置いている」と映るのです。

では、DTP業界に勤めるあなたはどうすればよいのでしょうか?
この先もつらい現実に耐えながら生きていかなけばならないのでしょうか?
いいえ、「DTPオペレーター、DTPデザイナーの人生を変える解法」はきちんと存在していますので、それを今からご説明いたします。

あなたの「会社を辞めたくなる悩み」への対応策

1.働いた分の給料はあなたの権利です。まずは地域の総合労働相談コーナーへ

サービス残業はもちろんのこと、「よくよく計算してみたら最低賃金を下回っている」状態も、残業代が100%支払われている超長時間労働も、すべて違法です。

そしてDTP業界で「サビ残、最賃以下、長時間」をコンプリートできていない人はいないでしょう。

でも泣き寝入りしないでください。
働いた分の給料は、あなたの権利です。
仕事のために犠牲にしたプライベートライフを思い出してください。
それを取り戻すための第一歩は、公的機関への相談になります。

まずは、厚生労働省直轄の「総合労働相談コーナー」に相談することをおすすめします。47都道府県に配置してあって、例えば東京都内であれば、新宿や渋谷、八王子市、武蔵野市などに計20カ所もあります。

このURLにアクセスすると、住所や電話番号などの連絡先が分かります。

「総合労働相談コーナーの所在地」

総合労働相談コーナーのご案内|厚生労働省
総合労働相談コーナーでは、解雇、雇止め、賃金の引下げなどの労働条件や、募集・採用、いじめ・嫌がらせ、パワハラなど、労働問題に関するあらゆる分野の相談を、労働者、事業主どちらからでも無料で受けしております。

ここで相談できる内容は「職場でのトラブル」「お困りごと」です。
厚生労働省は総合労働相談コーナーでの「労働問題のワンストップ対応」を目指していますので、あなたの大きな力になるでしょう。

DTPオペレーターの方は、非正規従業員として働いている人も多いでしょう。
非正規の方は「正社員と比べるとはるかに不安定な状態にある」とか「国や行政も正社員は守るけど、非正規は守れないのではないか」と感じていると思います。

広島市に「NPO法人・非正規労働相談センターひろしま」という団体があります。
この団体は、電話だけでなくメールでも相談にのってくれます。
この団体はなんと、内閣府のホームページで紹介されているのです。
URLは以下の通りです。

非正規労働相談センターひろしま | NPO法人ポータルサイト - 内閣府
この法人は、非正規雇用労働者が抱えるさまざまな困難や生活苦に対して、電話及びメールによる労働相談又は面談による労働相談事業を行うなど、非正規雇用労働者の支援に係る活動に取り組むことで、労働者の権利を守り、社会正義の実現及び労働者の社会的地位の向上に寄与することを目的とする。

そのほか、労働組合も最近は非正規従業員の支援に乗り出しています。
ぜひ相談してみてください。

2.スキルアップしてDTPオペレーターからDTPデザイナーを目指す。フリーランスも夢ではない

DTPオペレーターのあなたは、一度は周囲から「つぶしのきかない職業だね」と言われたことがあるでしょう。
もしかしたら、後輩のDTPオペレーターに「ステップアップを目指せ」と説教をしたことがあるのではないでしょうか。

DTPオペレーターとしての基本スキルが身に付いたら、ぜひDTPデザイナーを目指してください。
デザイナーになれば、クライアントから直接仕事の話を聞けるので、そのときに自分の意見を言えることがあります。
つまり、よりクリエイティブな仕事ができるようになります。

また、DTPデザイナーのメインの仕事はDTPオペレーターへの指示出しなので、デザイナーの経験を積み、複数案件を同時に任されるようになれば、何人かのオペレーターを部下に従えたプロジェクトリーダーになることも難しくありません。

また、DTPオペレーターが、WEBの知識を身に付けると、DTPデータをインターネットに活用する道が拓けます。
これは、「紙媒体もネット広告も」と考えているクライアントからかなり喜ばれるスキルといえます。
デザイナースキルに加えてWEBスキルも身に付けると、フリーランスの道も見えてきます。

またDTP業界そのものが恐れている、ウェブ業界からの駆逐を逃れる術にも直結します。

3.DTPオペレーターの業界を辞めて他業界に転職する

パソコンの前で黙々と作業をするDTPオペレーターは、忍耐強い性格の人が多いようです。
また、DTPオペレーターは、さまざまな部署のさまざまな要望を受け止めて「作品」に仕上げなければならないので、あえて自己主張しない人もいます。

「それってまさに私だ!」と思ったあなたは、公的機関に相談したり、フリーランスに転身したりすることが、何より苦手なのではないでしょうか。

しかしそれで本当にいいのでしょうか。
確かに「いま」はいいかもしれません。
しかしあなたは将来、結婚したいのではないでしょうか。
そのためには、いまから貯蓄しておく必要があります。
35歳までに最低でも500万円は貯めておきたいところです。

しかしその500万円を36歳以降、取り崩すことがあってはいけません。
結婚すれば子供がほしくなるでしょうし、軽自動車からミニバンに買い替える必要が出てきます。
それに40代のうちに、一戸建てとはいかないまでも、中古マンションくらいは所有していたいでしょう。

何より、DTP業界そのものの未来に明るい兆しが見えてきません。
先にお話ししましたが、かつて写植屋さんがDTP屋さんに駆逐されてしまったように、明らかに今はウェブ屋さんがDTP屋さん(を含む出版印刷業界)を駆逐しています。

そして、この流れは誰にも止めようがないでしょう。

そこでおすすめしたいのが、転職です。
しかも異業種への転職です。デザイン会社からデザイン会社への転職では、同じことの繰り返しです。

「異業種」と聞くと、これまでのスキルが無駄になる、と思うのではないですか? 違います。「あなたにそのスキルがあるからこそ歓迎される業界」を紹介します。

他業種への転職…不安はよくわかります。

しかし、まくDTP業界勤務を抜け出して、人生の立て直しに成功した人の多くは、DTP業界以外への道を選択した人々なのです

この件について、以下でより詳しく説明いたします。

DTP業界の勤務経験が優遇される、より就労条件のよい「おすすめ転職先」の例

1.広告代理店に転職

DTPオペレーターとしてのスキルを活かした転職先としてまず挙がるのは、広告代理店です。もし「自分は内気な性格だから、広告業界なんて無理」と思った人がいましたら、そういう人にこそ、これを読んでいいただきたいです。

確かに広告業界は華やかで、広告代理店の人たちは百戦錬磨の猛者ぞろいです。
しかし「表の仕事」があれば必ず「裏方の仕事」があります。

あなたが知っている「広告業界」や「広告代理店」は、この世界の一面にすぎません。
この業界で働く大半の人は、地道な作業や、関係各所との調整に追われているのです。
裏方の仕事は、クライアントの要望に忠実に応えようと心掛けてきたDTPオペレーターには向いています。

それに、もしあなたがDTPデザイナーにステップアップしたいと考えているなら、広告代理店に就職することは近道になります。
広告代理店の営業マンは、クライアントから仕事をもらうことは上手でも、クライアントのイメージをビジュアル化、具現化することは苦手です。
そんなとき、DTPオペレーター出身のあなたがいれば、「素案」や「ラフデザイン」を素早く作成でき、それは強力な営業ツールになるでしょう。

「素案」や「ラフデザイン」は、そのまま完成品の「設計図」になるわけです。これこそ、あなたがやりたかった「自分のアイデアを作品にすること」になるのです。

また、DTPオペレーター業務の中でクライアントからの修正指示に翻弄されてきたあなたたが広告代理店に転職すれば、その経験は「クライアントのわがままに臨機応変に対応できるスキル」に早変わりして、とてつもない強みになるのです。

広告代理店の平均年収Top3社ランキング
年収Rank 企業名 平均年収
1位 株式会社電通 1271万9923円
(※2015年3月決算より)
2位 株式会社博報堂DYホールディングス 1032万円
(※2016年12月決算より)
3位 株式会社アサツーデイ・ケイ 763万6000円
(※2014年12月決算より)
※年収ラボ 平均年収調べによる http://nensyu-labo.com/

2.印刷会社に転職

印刷物をメインに作ってきたDTPオペレーターは、実は既に「印刷業界」の一員なのです。DTPオペレーターを1年以上やっている人なら、紙媒体の印刷に関する専門知識が身に付いているでしょう。
ということは、印刷会社への転職は、「異業種への転身」でありながら、「仕事の流れを十分把握している業種への転身」でもあるのです。

大手や中堅の印刷会社は、自社でDTPオペレーターやデザイナーを抱えています。
国内印刷会社御三家は、「業界動向」というサイトによると、「凸版印刷」「大日本印刷」「トッパン・フォームズ」となっています。

印刷会社もDTPオペレーター経験者を求めています。
というのも、外注先のDTPオペレーターとビジネス・コミュニケーションが取りやすいからです。
あなたなら質が高いDTPオペレーターを見分けられますので、就職先の印刷会社に貢献できます。

印刷会社の平均年収Top3社ランキング
年収Rank 企業名 平均年収
1位 トッパン・フォームズ  699万円
(※平成26-27年度)
2位 大日本印刷  696万円
(※平成26-27年度)
3位 凸版印刷  664万円
(※平成26-27年度)
※年収ラボ 平均年収調べによる http://nensyu-labo.com/gyousyu_insatu.htm

3.広告制作会社に転職

広告制作会社は、広告代理店から仕事を受注すること会社です。
広告制作会社は「制作プロダクション」と呼ばれることがあります。

このように聞いて、「広告代理店の下請けかあ」と不満に感じるのは、早合点のしすぎです。実は「良い広告」を作っているのは、広告制作会社なのです。

広告代理店は「大枠の仕事」を取ってくる会社というイメージです。
広告代理店はクライアントから、テレビ、新聞、ネット、雑誌、チラシといった媒体の指示があり、全体の予算を受け取り、仕事を振り分けるのです。

ですので紙媒体の広告制作会社であれば、自社のアイデアを広告代理店に提案することができるのです。

広告制作会社は、クリエイター集団と思ってもらって間違いありません。

DTPオペレーターの仕事に専念してきたあなたなら、「この広告のコピーは変だな」と感じたことがあるでしょう。
しかしDTPオペレーターの立場では「コピーライター様」に修正を依頼することなんてできませんでした。

しかし広告制作会社であれば、どんどん意見を出すことができます。
ですので広告制作会社に入れば、DTPデザイナーに昇格できるだけでなく、コピーライターや、もしかしたらアートディレクターまで登り詰めることも可能なのです。

モノづくりという観点が一緒なので、モノは変われどDTPオペレーターの経験を活かすことができます。

もちろん、広告制作会社はウェブ広告も盛んに取り扱いますので(むしろこちらが主流になってきていますね)、将来的にウェブ関連のデザイン技術だけでなく、ウェブマーケティング技術までも実地で習得する機会も得られるでしょう。
DTP業界と異なり、業界そのものの死滅に怯える必要は、今後全くなくなるのです。

広告制作会社の求人票例
年収Rank 給与 休みなど 条件等
A社 年棒450万円以上 土日祝休、閑散期振替 ・PhotoShop、Illustrator等の基本スキル
・クォリティにこだわりのある方
・コミュニケーション能力のある方
B社 350万~750万円 週休2日 ・デザイン力、コミュニケーション力
・デザイン業務、企画・アイデア出し、打合せ、撮影ディレクション、制作進行全般
・Illustrator、Photoshopを使用した実務経験3年以上
C社 月給30万円~ 10:00~18:00(残業ほとんどなし)

土日祝休

・Illustrator・Photoshop必須。MACでの作業に慣れた方
・ねばり強く、前向きに仕事に取り組める方
・デザインが好きな方
・本や文字に興味のある方
※「美術手帖JoBデザインの現場」調べによる http://artdesignjobs.bijutsu.press/job/index/type:adj4

人生の選択肢は常にあなた自身が持っている

DTP業界勤務のあなたの人生を変えるために、まず一番注目すべきことは「DTP以外の職場もあることを知る」ということです。
案外、外部と交流がないDTP業界人は井の中の蛙になることが多いです。
自分の会社以外のことを全く知らないというケースも非常に多いようで、勇気を出して一歩外に踏み出せば大きな海が広がっているということを、改めて考えてみてはどうでしょうか。

兎に角、どうしても今の悩みが解決できなければ「別に辞めればいい」「辞めたっていいんだ」「自分は自由に人生を選択できるんだ」と割り切ること。

周囲からの目を気にしたり、あなたの人生と無関係な上司のメンツを立てて、自分の人生を後回しにしてします思考こそが「今の職場を辞められなくなってしまう」ことの最大原因であり、悩みをより深くして人生を間違えてしまう事につながります。

転職エージェントに無料相談することから始める

自分自身でまず何をしてよいかわからないならば、人材紹介会社に登録するのも手。
転職エージェント経由で他の業界、企業の内情を知ることができますし、冷静な第三者の目で、あなたのスキルと経験を活かせる新しい職場を用意してくれます。

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