住宅販売営業(ハウスメーカー営業)を辞めたい人へ=つらい職場を上手に辞める方法

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北野筆太

北野筆太

ブラック企業の取材などを主なテーマにしているライター。実際の転職経験者にインタビューをすることで、労働者が煮え湯を飲まされるその業界ならではの特殊事情やゆがみを探り当て、「就業する前に(転職する前に)知ってほしい体験談記事」を日々執筆中。

住宅販売営業(ハウスメーカー営業)を辞めたい人へ




記事の目次

マイホームの夢を売る仕事なのに、住宅販売(ハウスメーカー)営業職はいつもノルマの地獄を見ている。年収の代償は鬱病、高血圧、胃病。

木島卓さん(仮名、42歳)は、テレビコマーシャルで有名な住宅メーカーの営業職です。コンスタントに年6~7棟を売りさばき、過去には社内表彰を受けたこともあります。

年収が1000万円を超えたのは、表彰を受けた年の1度だけですが、それでもここ10年は900万円を下回ったことはありません。

「自分で言うのもなんですが、まあまあの営業マンだと思います。お客様に喜ばれているという実感もあります。家族にそこそこ裕福な暮らしをさせれてますし、この厳しい世界で15年もやってこれたことにも誇りを持っています」

木島さんは大学の工学部を出た理系人間です。新卒で食品メーカーに入社し検査部門に配属されましたが、父親が大きな借金をつくってしまい、その返済を手伝わなければならなくなったため、「手っ取り早く収入を上げられる職」を求めて、27歳にいまの会社に入りました。

「稼がなければならない」という強い気持ちが、「売らなければならない」という危機感に変わり、いつしか稼げる営業パーソンになっていました。

なのに木島さんは、「3カ月以内には退職します」ときっぱり言いました。理由は、社内で鬱病を発症した同僚が3人に達したからです。

住宅メーカーの営業職のあなたなら、木島さんが退職を決断したことに、なんの違和感も持たないのではないでしょうか。

「そんなに長いキャリアがあって、好成績も残しているのにもったいない」とは、みじんも感じないでしょう。むしろ「住宅営業職は、1ミリでも弱気な気持ちが生まれたら辞めた方がいい」それくらいに感じているのではないでしょうか。

早朝から深夜までの勤務、売れない期間が長期化したときのプレッシャー、そして敗者に向けられる罵詈雑言の嵐、あなたはこれらをかいくぐって、何事にも動じない鉄の心臓をつくり上げました。

しかし、心臓が鍛えられても、全身の血管は悲鳴をあげています。ストレスと喫煙と過食が高血圧を引き起こし、血管の内壁をずたずたにしているからです。あなたの胃は潰瘍でただれ、大腸内の善玉菌は死滅寸前で、悪玉菌が猛威を振るっています。

あなたがもし、木島さんの体験談を読み「これくらい優秀な人でもこの業界から逃げ出そうとしているのか」と共感できてしまったら、それはあなたの心のSOSです。

他業界への転職を検討した方がいいかもしれません。

住宅販売営業(ハウスメーカー営業)業界ならではの、就業中の不満、大変さ、辛さと悩み

数千万円のモノを顧客に買わせるには、強靭な精神力が必要。パワハラはそのためのトレーニングなの?

辞めたい理由と悩み1:鬱病を発症するリスクの大きさに、管理職も平社員も関係ない。

木島さんが最初に目にした「鬱病になった同僚」は、木島さんが31歳のときに在籍していた営業所の所長でした。とても厳しい人で、ノルマ未達が2カ月続いた部下に朝6時に出社させて、電話営業をさせました。もちろん、そんな早朝から住宅購入の勧誘電話を受けた相手は激怒します。「その怒りに慣れろ」というのが、彼の指導方針でした。

ところがある日を境に、その上司は出勤しなくなりました。パワハラを受けた方ではなく、パワハラをしていた張本人が来なくなってしまったのです。

事業所のトップが急にいなくなる異常事態でしたので、本社から人事部の課長がやってきて、スタッフ全員に「営業所長は鬱病を発症して仕事ができなくなった」と知らせました。

このときの木島さんは「他人をあれだけ責め立てた人が鬱病になるなんて滑稽だな」と感じました。

木島さんが見た2人目の鬱病同僚は、木島さんの3歳年下の、やはり中途採用者でした。入社から半年の間、1軒も売ることができず、「病院に行きたいから休みます」と営業所に電話をしたきり姿を現しませんでした。

後日、木島さんが内々に総務部に問い合わせたところ、「うちに入社する前に、鬱病で入院していたことがあったそうだ。今回もそうだろう」とのことでした。

そしてこのときも木島さんは深刻に考えず、むしろ「そんなにメンタルが弱い人が、この世界に入って来ちゃだめだよ」と冷淡でした。

そして3人目の鬱病発症者は、木島さんがずっと可愛がっていた後輩でした。仕事熱心で客からも愛され、ただとても不器用で成績が振るいませんでした。木島さんは自分の客が紹介してくれた客をその後輩に担当させたりして、フォローしていました。

その後輩はとても素直な性格の持ち主で、木島さんが「工務店のオヤジたちと仲良くなると、いろいろ助けてもらえる。だからゴルフを覚えろ」とアドバイスをすると、すぐに中古のクラブを買って打ちっ放しに練習に行くのでした。

その後輩の口癖は「木島さんのようにスマートに家を売りたい」でした。木島さんは絶対に「押し売り」営業はしません。客の話をじっくり聞いて、要望には100%応えました。もちろん、満額回答が難しい場合もありましたが、それでも必ず代替案を出し妥協点を探りました。

木島さんのこの営業手法はとても時間がかかるので、社内1位の成績を残すことはできませんが、しかし「入社以来クレームゼロ」という記録は驚異的といってよく、遠く離れた営業所にも「キジマ」の名前は知れわたっていました。

後輩は、そういう「木島スタイル」を身に付けたいと思っていたのでした。

木島さんは後輩に、厳しいことも遠慮なく言いました。

「1日12時間歩けば240軒に飛び込むことができる」

「4000万円の家を買ってくれた人には400万円のオプションを売れ」

「電話営業をするときは心を捨てろ」

いくら叱咤しても必死に食らいついてくる後輩を見て、木島さんは「こいつは伸びる」と感じていました。

ところがその後輩も、以前の2人の「鬱病同僚」と同様に、ある日突然無断欠勤し、そのまま出社しなくなりました。

無断欠勤の初日は、木島さんはあえて連絡しませんでした。2日目も放置して、3日目の朝、午前10時になっても会社に来ないので、後輩の携帯を鳴らしました。

電話に出たのは、後輩の父親でした。

「○○(後輩の名前)の父ですが」

「お父さんですか、△△株式会社の木島と申しますが、○○君はどうしていますか」

「息子は入院させました」

「事故ですか」

「事故は事故ですが、交通事故ではありませんよ。お宅が事故の加害者です。診断はまだ下っていませんが、医者は鬱病だろうと言っています」

父親は木島さんに、息子の病状が安定したら弁護士を雇って訴訟を起こす、とも言いました。

結局この件は会社と家族の間で示談が成立し、後輩は退社し、木島さんがとがめられることはありませんでした。つまり木島さんのパワハラは「なかった」ことになりました。

木島さん自身は、「自分の行為はパワハラだった」と感じていました。後輩にきちんと謝罪したいと思いましたが、家族から面会を拒絶されてしまいました。会社の人事部からも「本人とも家族とも会うな」と言われました。

そして木島さんは、最初の「鬱病同僚」である、かつての営業所長のことを思い出しました。彼がノルマ未達の社員をいじめ抜いたのは、自身のプレッシャーに耐えられなかったからではないか、と同情的に見ることができました。

入社半年で退職に追い込まれた2人目の「鬱病同僚」についても、かつての木島さんは「メンタルが弱い人」と片づけていましたが、いまは「彼の方がまともな精神の持ち主だったのではないか」と思えます。

そして3人目の被害者には、自分が深く関わっているわけです。それで木島さんは「いくら収入が良くても、この仕事は異常だ」と判断し、退職を決意したのでした。

日本の住宅事情:リーマンショック時の落ち込みを回復できていない

日本の新設住宅着工戸数は、実はバブル崩壊直後でも持ちこたえていました。特に借家の新設は、2006年には約55万戸に達し、これは1997年の約54万戸を上回る数字です。

しかし2008年に起きたリーマンショックは、住宅業界に大打撃を与えました。持家と借家を合せた新設総戸数は、2008年の1,039,000戸から、翌年の2009年には776,000戸へと25%も減り、さらに2016年の総戸数も974,137戸と、リーマン前を回復できていません。

参考資料

平成29年度 住宅経済関連データ - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

 辞めたい理由と悩み2:厳しいノルマはハウスメーカー営業の宿命。客が油断したスキをついてオプションを売り込む。

木島卓さん(仮名、42歳)は、ノルマ未達のダメ営業職が、誰よりも早く出社して全員の机を雑巾がけし、床にモップをかけ、出社してきた社員たちにお茶を出しても、住宅は売れない、と考えています。

ましてや、営業電話の常套句を事務所内で大声で復唱させることは、なんの意味もないと思っています。

しかし木島さんの職場では、いまでもこうした悪習がはびこっています。

確かにダメ営業職に精神論を説くことは必要ですが、説教やしごきが過剰になると会社への憎しみが増し、営業効率は下がります。ダメ社員がダメダメ社員になるだけです。

木島さんはいつも、「営業所長がダメ社員を連れて営業エリアに出向き、2人でローラー作戦を展開すればいいのに」と思っていました。2人で1日中歩き回り、営業所長ががっちり見込み客を獲得できれば、それを目の当たりにしたダメ営業職は「明日から1人で回ります」と決意を新たにするでしょう。

しかし木島さんのいまの勤務先の営業所長も、過去に仕えた営業所長たちも、そうしたことをやりません。なので木島さんが、成績がふるわない営業職に声をかけて、仕事のやり方を教えてあげようとしましたが、大抵は「別にいいです」と断られました。

「営業職って一匹狼の性質があるんですが、でも本当の野生の狼は集団で狩りをしますよね。住宅営業でも、先輩の営業職が後輩に狩りの仕方を教えてあげれば、後輩は育つし、相乗効果も生まれるんです。例えば、飛び込み営業をかけた家が、3世帯住宅を検討していたら大ラッキーですよね。複数世帯住宅では、息子さんと親御さんの両方にアプローチする必要があります。1人の営業職で対応するより、2人で当たった方が効率的だし、先方の信頼感も増します。

3世帯住宅なら規模が大きくなるから、2人の営業職が携わっても人件費的には問題はありません。だけどうちはこういうチームプレイが一切できないんです。同僚たちは、完全に疑心暗鬼になっていて、私が『一緒に飛び込み営業をやろう』と提案すると、彼らは『客を横取りする気だな』って思っちゃうんです」

住宅営業職たちが疑心暗鬼になるのも無理からぬことです。

彼らは、朝から上司に電話掛けやダイレクトメールの本数が少ないと叱られ、モデルルームに行けば清掃業者の掃除が行き届いていないから自ら掃除機を動かし、客が来たと思ったらパンフレットが足りないことが分かってアシスタントのバイトを注意して、明らかに冷やかしの客を軽くあしらったらその客がわざわざ営業所にクレーム電話を入れてくれるし、午後のアポ客にすっぽかされ、へとへとになって午後7時に会社にあがれば再び上司から「こんな時間に営業所に顔を出すな、顧客回りしてこい」と怒鳴られ――と散々な毎日を送っているのです。

そして実際、午後8~10時でも商談に応じてくれる顧客は存在します。

というより上質顧客ほど、平日の夜を好みます。高給取りたちは遅くまで働き、休日はしっかりリフレッシュするので、彼らにとっては、新築の商談は平日の夜がベストなのです。

しかしそんな時間に呼ばれる住宅メーカーの営業職はたまったものではありません。これが、彼らが長時間働くようになるメカニズムです。

木島さんは「押し売りをしない」ことを信条にしていますが、一方で「ノルマを達成できない営業職は存在価値がない」とも感じています。

木島さんたちには、住宅本体のノルマもありますが、オプションについても売上目標が細かく設定されています。

エアコン、カーテン、照明、家電、家具、キッチン回りなど、カネが発生するすべての「家のモノ」を、木島さんたちは売らなければなりません。

「私たちの戦いは、お客様が引っ越しを終えるまで続きます。ライバル住宅メーカーとのつばぜり合いで闘いの火ぶたが切って落とされ、それに勝利しても、すぐに家電量販店や格安家具店との戦いが始まります。LED照明なんて、お父さんが自分で付ければいくらでも費用を削減できるのに、私たちはそれを阻止しなければなりません。押し売りはしないけど、お客様のスキを見つけたらつけいります、それが営業の仕事ですから」

日本の住宅事情:住宅建築のコストはウナギのぼり、営業職には受難の時代

下のグラフは、住宅建築の工事費の推移と、消費者物価の推移を並べたものです。2005年の水準を「100」として指数化しています。消費者物価とは、消費者が購入するモノやサービスの価格のことです。

ここでも、リーマンショックが起きた2008年がひとつのピークになっていることが分かります。

しかしリーマン後の消費者物価の上昇が緩やかなのに対し、住宅建築の工事費は急激に上昇しています。建設コストが高騰しているとの報道をよく耳にすると思いますが、統計数値にもこのようにくっきり表れているのです。

上昇した工事費は住宅価格を押し上げます。値段が高くなれば売れなくなるのは当然です。住宅ローンの金利が下がっているのに住宅が売れにくいのは、価格の高騰も一因と考えられます。

建設関連のコストは2020年の東京オリンピックまで続くとみられているので、住宅メーカーの営業職にはまだまだつらい時期が続きそうです。

参考資料

平成29年度 住宅経済関連データ - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

辞めたい理由と悩み3:同僚に顧客を盗まれることは珍しくない。1億円の案件で暴力沙汰になったことも。

自分の職場から3人もの鬱病同僚を出したことは、木島さんがこの会社にいた15年の中で最も嫌なことでした。

そして2番目に嫌な思い出は、社内でたまに発生する「顧客泥棒」でした。木島さんも2回被害に遭っています。

確かに「泥棒されても止むを得ない」というときもありました。

例えば新人君が猛烈な飛び込み営業をかけ、1カ月で2件の見込み顧客を獲得できたとします。その努力は称賛に値しますが、しかし「見込み顧客」を「本当に客」にして実印を押させるまでには、まだまだ長い道のりがあります。

その難事業が2件同時に発生しているわけですから、そのまま新人に任せてしまっては、顧客に逃げられてしまいます。そこで営業所長の判断で、どちらか一方の見込み顧客を、先輩営業職に担当させるのです。

木島さんの会社では、契約書を作成した営業職が、自分の売上成績に計上できるルールになっているので、新人としてみたら「1件盗られた」となります。

新人君は泣いて悔しがりますが、しかしこのケースについては、木島さんは「2~3件同時に対応できるスキルを身に付けていない新人君が悪い」と考えます。

木島さんが許せないのは、営業所長が新人の見込み顧客を奪うときです。木島さんはそういうトップを見るたびに「それはさすがに新人の成績にのせてあげろよ」と憤りを感じました。

その他にも、「その地域は俺の営業エリアだ」と言って強引に客を横取りする者や、担当者が留守のときにかかってきた客からの電話を取った者が、客を言いくるめてそのまま契約を進めてしまうなど、「顧客泥棒」どころか「顧客強盗」までいました。

まだあります。

営業職は自分の顧客リストを会社に差し出さなければならないのですが、「本当においしい」顧客の情報は、会社に知らせないのです。それを「裏リスト」といいます。

木島さんが入社したころはパソコンがそれほど普及していなかったので、裏リストは冊子になっていることがほとんどでした。顧客泥棒は、同僚がすべて帰宅した後の事務所に忍び込み、それを盗み読みするのです。

しかし裏リストは、そもそも社内ルールを逸脱しているので、被害に遭った者は「盗まれた」と声を上げることができず、泣き寝入りするしかないのです。

木島さんはこんなエピソードを紹介してくれました。木島さんが被害に遭ったわけではないのですが、その現場に居合わせたので、鮮明に記憶していました。

「1億円規模の顧客を横取りされた人が、営業所内で顧客泥棒を殴ったんです。これにはさすがに営業所長が仲裁に入って、営業成績は折半することになりましたけどね。殴ったことも不問に付されました。とにかく本当に、嫌な出来事ばかりが発生する職場でした。会社を辞める決心をしたいまは『やっと普通の仕事ができる』と思っています」

大金が動くところでトラブルが発生しやすいのは、どのビジネスにも共通していますが、住宅営業の現場は、関係者の利害が複雑に絡み合うので、解決方法を見出しにくいという特徴があります。そして、カネが絡むトラブルでは、人間の本性が出てきます。

住宅営業に長年携わっているあなたは、もう、人間の醜い本性を見せられても何も感じなくなっていますでしょうか。それとも、「もう嫌だ、辟易する」と吐き捨てますか。

いずれにしても、住宅メーカーを辞めるという木島さんの選択に対し、「もう少し様子を見ればいいのに」というアドバイスは出てこないのではないでしょうか。

では、ハウスメーカー営業として勤めるあなたはどうすればよいのでしょうか?
この先もつらい現実に耐えながら生きていかなけばならないのでしょうか?
いいえ、ハウスメーカー営業マンの人生を変える解法」はきちんと存在していますので、それを今からご説明いたします。

あなたの「会社を辞めたくなる悩み」への対応策

1.一見遠回りなアフターフォローの鬼となり業界一を目指す

住宅メーカーの営業職にとって、アフターフォローはとても悩ましい仕事です。

アフターフォローは、住宅が完成し顧客の引っ越しが終了した後に、営業職がそのお宅を訪問して不具合を確認する仕事です。つまり、営業職としては、わざわざクレームを拾いにいくようなものです。顧客としては、わざわざ住宅メーカーに電話をかけてまで文句を言う必要がない小さな不具合でも、営業職がやってくれば対応をお願いしてしまうでしょう。

上司によっては、「アフターフォローに行く時間があるなら、新規顧客を開拓しろ」と命令するでしょう。そのような方針の会社では、アフターフォローは仕事とみなされず、サボっていると思われてしまいます。

売上にも貢献せず、ノルマにもカウントされず、ただただ面倒なだけのアフタフォローは、多くの住宅メーカー営業職が嫌う仕事です。

住宅営業アフターフォローのメリット
  • お客さんが本当に営業パーソンを必要とするのは住み始めてから。
  • アフターフォローが手厚い営業職は口コミで評判が高まる。
  • 結局は中長期的にお客さんを大切にする営業職が業界では成功する。
  • お客さんの苦情は会社のカイゼン案となりえる。
住宅営業アフターフォローのデメリット
  • アフターフォローなんて面倒な修理を指示されるだけに感じる。
  • アフターフォローの時間があるなら新規顧客探しに出た方が短期的には収益が上がる。
  • 上司は顧客満足度より売上成績の方を重視しているケースが多い。
  • 苦情対応は必ずしも自分がやらなくてもよい体制ができているので、不要に感じる。

しかし、もしあなたがいま住宅営業の仕事に煮詰まっているのであれば、これまでのやり方を捨てて「気持ちの良い仕事」に取り組んでみてはいかがでしょうか。

それがアフターフォローの充実です。

あなたが売った家で生活している人たちの笑顔を見れば、仕事のモチベーションが高まります。確かに面倒な修理を依頼されることはありますが、それに誠実に対応すれば、顧客満足度は高まり「誰かが家を建てたいといったらこの営業マンを紹介しよう」と思ってもらえます。

そういった意味では、アフターフォローは営業活動の大きな柱のひとつといえるのです。

アフターフォローに時間をかければ、新規顧客を開拓する時間が減るので、一時的には営業成績が落ちるかもしれません。

しかし、住宅ビジネスは、消費者がかなり強く「失敗したくない」と考えるので、口コミが威力を発揮する分野です。

一時的に営業成績が落ちたとしても、半年から数年でアフターフォロー効果が出始めて、その後は芋づる式に評判が評判を呼び、グングンと同僚を引き離していくでしょう。

そして、アフターフォローを充実させると、顧客の本当の声が聞こえ、会社の欠点が見つかるはずです。それは社内改革のヒントになるでしょう。

つまり、あなたの地位が経営に近くなったときに、そのカイゼンの種を芽吹かせることで会社はさらに繁栄するのです。

「エース」や「カリスマ」「伝説」と呼ばれる営業職たちは、同僚たちが手を出したがらない仕事をしっかりこなすことで足元を固めてきました。アフターフォローは、みんなが面倒に感じる仕事だからこそ、価値があるのです。

2.フリーランスの営業マンに転身する

日本国民のすべての消費行動の中で、住宅は群を抜いて高額な買い物です。その商品を売る住宅メーカー営業職は、営業の達人といえます。

そんなにすごいスキルを持っているあなたが、なぜ会社勤めをしているのでしょうか。フリーランスの営業マンに転身してはいかがでしょうか。

もちろん、なんの武器も持たず独立することは危険です。そこでまず、宅地建物取引士の資格を取得しましょう。勉強方法は通信教育で十分、受講料は5万~6万円ほどです。

試験も、簡単ではありませんが難関ではありません。宅建士の資格を取得したら、ファイナンシャルプランナーも取りましょう。

少なくともこの2つの資格があれば、個人事業主になって、住宅メーカーから営業業務を受託できます。

「フリーの営業パーソン」と「営業業務を外注化したい企業」を仲介する会社も現れています。フリーの活躍の場はいま、急拡大しています。

もちろんこれだけでは、その仲介会社に中間マージンを取られるだけです。しかしフリーになれば別の仕事もすることができます。

住宅を買う人は、おカネ持ちです。おカネをたくさん持っている人は、絶えずおカネの悩みを抱えています。つまり、あなたが家を売った顧客も、生命保険のオプションや投資先の選定、子供の学費のことを考えているのです。

このとき、ファイナンシャルプランナーの資格が生きてきます。

日本の格差社会は、好むと好まざるとにかかわらず、ますます拡大するでしょう。富める者はさらに富んでいくのです。

国内最高額の耐久消費財を売ることができるあなたなら、それより値段が安い生命保険や金融商品を売ることは難しくないはずです。ならばフリーになって、リッチパーソンたちの専属の営業職になってはいかがでしょうか。

3.住宅販売(ハウスメーカー)の営業マンを辞めて他業界に転職する

「自分はもう住宅販売には関わりたくない」「カネの亡者たちと縁を切りたい」と考えているあなたには、アフターフォローの充実や、フリーへの転身をおすすめしません。

住宅とはまったく別の業界に転職してはいかがでしょうか。

売るものを「住宅」から「コピー機」に変えたある営業パーソンは、こんなことを言っています。

「住宅メーカーで激務を経験したおかげで、多少の困難では苦痛を感じなくなりました。いまの会社の同僚たちは『休みが週1日しかない』と愚痴りますが、私には1年間に10日しか休めなかった経験がありますから、『週に1日も休めるなんて楽だなあ』という気持ちですよ」

住宅メーカーで通用した営業職は、どの業界でも通用する――さまざまな業種の人事担当者はそのようにみています。

あなたの「元住宅メーカー営業」という肩書は、「ガッツがある」「使い減りしない」「へこたれない」「結果を出す」の代名詞でもあるのです。

あなたの力を必要としている企業はたくさんあります。あなたはきっと、そういう企業から好待遇で迎え入れられるでしょう。ならばすぐにでも転職を検討しはじめましょう。

他業種への転職…不安はよくわかります。

しかし、まくハウスメーカー営業勤務を抜け出して、人生の立て直しに成功した人の多くは、ハウスメーカー以外への道を選択した人々なのです
この件について、以下でより詳しく説明いたします。

住宅販売(ハウスメーカー)の辞め方とタイミング

1:あなたを引き留めるために、会社はなりふり構わず攻撃してくる。金銭圧力に要注意。

転職活動を始めるには、退職をしなければなりませんが、住宅メーカーの営業職を辞めることは簡単ではありません。なぜなら、「辞めたいと考えている人」は、会社にとっては「辞めさせたくない人」だからです。

会社の引き留め策として有名なのは、離職票を発行しないという嫌がらせです。ハローワークで失業等給付、いわゆる「失業手当」をもらう手続きをするには、この離職票が欠かせません。

失業手当がもらえなければ、転職のための活動資金が不足し、企業を吟味することができなくなります。

これではなんのために退職するのか分からなくなってしまいます。

また、もっと卑怯な会社になると、就業規則上、当然にもらえるはずの「次のボーナス」を「支給しない」と脅すこともあります。

例えば、ある会社の就業規則には、「夏季賞与は6月1日に在籍する者に支給する」と明記されていて、支給日が6月25日だとします。この会社の社員が6月2日に退職願を出し、希望退職日を7月末に設定し、会社側もそれで了承すれば、この社員には夏季賞与が全額支払われるはずです。

しかし、「退職を撤回しないとボーナスは不支給にする」と言われることがあるのです。

そのほか、退職を宣言した後の給料でインセンティブ分を差し引くこともあります。正当な退職手続きを取る社員に対し、ブラック企業は金銭的な圧力をかけてきます。

営業実績をきちんと残している住宅営業職のあなたは、確実に引き留めに遭います。そのことを念頭において、いまから準備に取り掛かることをおすすめします。

2:卑屈になる必要はない。正攻法で退職を勝ち取ろう。ボイスレコーダーは相手をひるませる。

それでは次に、強引な引き留めに遭ったら、どのように対抗したらいいのか考えてみましょう。まずは「上司の上司」と話しをしましょう。

住宅営業職の場合、直属の上司は課長や営業所長となりますが、このレベルの人たちが最もたちが悪いといえるでしょう。

なぜなら、課長や営業所長くらいの「中レベル」の管理職は、スタッフを辞めさせてしまうと大きなペナルティを課せられるからです。

そこで、直属の上司がなかなかあなたの退職届を受理しなかったら、本社に出向いて営業統括部長と面談してください。本社が遠方にあれば、まずは電話でもOKです。

その際、

  • 退職理由
  • 希望退職日
  • 直属の上司の対応

について報告してください。

ずるい人や嫌がらせをする人は、正攻法に弱いという特徴があります。本社の監視が届かないところで悪いことをするので、それが白日の下にさらされると、溶けて消えてしまいます。

では本社の営業統括部長もグルだったどうしたらいいでしょうか。次は人事部長に報告してください。「営業所長では話にならない、その上の営業統轄部長でもらちが明かない、だから人事部長に相談します」と言えばいいのです。

引き留められたときに、「辞めさせてください」と卑屈になる必要はありません。「そこまで嫌がらせをするなら、出るところに出ますよ」と宣言してください。

さらに「もし、依願退職ではなく、解雇で事務手続きをしたら、労基署とマスコミに訴えますからね」と釘を刺すことも忘れないでください。

そのやりとりをボイスレコーダーに録音するのも手です。

会社を辞めるまでのスケジュールと退職意思の伝え方(退職願、挨拶状の書き方)
円満に会社を辞めるためには、突発的な退職ではなくある程度の準備期間をおいて、跡を濁さないようにしてから退職すべきです。 実際、...

住宅販売(ハウスメーカー)の勤務経験が優遇される、より就労条件のよい「おすすめ転職先」の例

長年慣れ親しんできた業界を離れ、まったく別の仕事を始めることは、人生の中でもそうそう発生しない「大ごと」です。ですので、転職前後で状況がそれほど変わらないのであれば、転職なんてしない方がよいでしょう。

ですので、あなたの転職では「劇的変化」を目指してください。

以下の3つの転職先は、「住宅メーカーの営業職経験者の幸せを大きくする」という視点で厳選したものです。

1.高級輸入車ディーラーの販売職に転職

営業の仕事の難しさは原則、商品価格の大きさに比例します。それは消費者には、「安いモノなら損してもいいや」「高いモノは失敗したくない」という心理があるからです。「損してもいいや」と思っている客にモノを売ることは簡単ですし、「失敗したくない」と警戒している人に買ってもらうことはとても難しいといえます。

もちろん、低価格商品を売る営業が、レベルの低い営業というわけではありません。営業パーソンには自分の「得意な価格帯」というものがあるので、住宅という超高額商品を売ってきたあなたは、単価が低い商品の営業に携わらない方が無難、ということです。

高級外車のディーラーに転身してはいかがでしょうか。

「ベンツとBMWぐらいしか分からない」という方でも安心してください。

新車で高級外車を買う人は、エンジン性能やサスペンションの機能について、あまり頓着しません。というのは、「エンジンやサスペンションが高性能なのは当たり前」と考えているからです。

新車の高級外車の顧客が求めるものは、ステイタスなのです。

富裕層のステイタスを満足させることは、住宅を売ってきたあなたにお手の物ではないでしょうか。

ある人は、間取りは狭くなってもいいので都心に1メートルでも近い場所に家を建てたい、と考えます。それは「首都に近いこと」がその人にとってのステイタスだからです。

別の人は、通勤時間が2時間になってもいいので、自宅の庭にウッドデッキをつくりたいと願っています。この人のステイタスは「余暇を充実させること」となります。

またある人は、子供の教育に熱心な自治体に住みたいと思っています。子供にエリートの地位を引き継ぐことが、この顧客の最大の関心事だからです。

住宅は、顧客たちの存在意義の塊です。あなたはそれを把握したうえでその家を売ったので、顧客たちは満足しているのです。

高級外車も同じです。

ボルボに乗りたい人はベンツの威圧感を好まない人であり、ポルシェファンは注目されたいと思いつつもド派手な演出は嫌います。アストンマーチンやマクラーレンを買う人はイギリスが好きなので、伝統と文化を重んじる人と推測できます。

また、住宅を売ってきた人がこの業界に入ると、「たまらないご褒美」がもらえます。それは、「何度も買ってくれる」ことです。住宅を買う回数は、人生で1度きりのことがほとんどですが、自動車は何回も買ってくれます。

しかも新車の高級外車を買う富裕層は飽きっぽいので、「Sシリーズは新型車が出るたびに買い替える」ことも珍しくありません。

そして、高級外車市場は拡大しています。下記の表は主な高級外車メーカーの新車販売台数の推移を、前年比上昇率でランク付けしたものです。

「高級車といえば」のメーカーが軒並み前年を上回っています。BMWは2年連続で10%近い伸びを見せていますし、フェラーリもポルシェも2014→2015年度におよそ3割も増やしているのに、まだ増加傾向を維持しています。

ベンツは2016年度の約7万台を売り上げていて、これは低価格車が多いワーゲンより約2万台も多いのです。いまはまさに、高級外車ディーラーに転職する好機といえるでしょう。

しかも、多くの外車好きの富裕層は、「ディーラーの営業パーソンのレベルが低いなあ」と感じています。「富裕層の言語」を使いこなせる人がいないからです。

しかしあなたがすすめるのであれば、彼らは喜んで高級セダンでもスーパーカーでも買うでしょう。リッチパーソンたちは営業職をも値踏みするからです。

高級外車の新車販売台数、前年比上昇率ランキング

2016年度(台) 前年比の上昇率(「-」は減少率) 2015年度(台) 前年比の上昇率(「-」は減少率) 2014年度
(台)
BMW 50,828 7.8% 47,158 8.8% 43,339
Porsche 7,322 7.6% 6,802 25.8% 5,408
Ferrari 726 6.5% 682 31.2% 520
Mercedes-Benz 67,495 5.5% 64,001 3.5% 61,832
Maserati 1,429 0.3% 1,425 1.5% 1,404
VW 47,726 -5.2% 50,333 -19.4% 62,439

参考資料「車名別輸入車新規登録台数」(日本自動車輸入組合)

統計情報 | JAIA 日本自動車輸入組合
輸入車ガイド、輸入車のイベント・フェアのご案内、輸入車の販売台数、日本の輸入車市場の解説などをご覧いただけます。

2.転職コンサルタント(キャリアコンサルタント)に転職する

住宅営業では30~40代のエリート層が好顧客となります。この階層へのアプローチを得意としているなら、転職支援企業のコンサルタントへの転身がおすすめです。

エリートたちの転職市場は活況を呈しています。エリートたちは転職によって収入を上げたいと考えていますし、業績が好調な企業はエリートたちを迎え入れてさらに成長しようと目論んでいるからです。

政府は「働き方改革」というキャッチコピーを掲げ、サラリーパーソンたちの生産性を上げようと必死です。国のこうした動きも、転職市場を元気づけています。

転職コンサルタントは、転職希望者が何を求めているかを一瞬で判断しなければなりません。しかも「本心」を見抜かなければならないのです。

例えば、転職で「年収を70万円上げたい」と思っている人は、転職活動を始めたばかりのころはなかなか本心を明かしません。そういう人は逆に「もっとやりがいのある仕事に就きたいです」と取り繕ってしまうものです。

また、「営業職に転身してばりばり稼ぎたい」と言っている人に本当に必要なのは、ワーク・ライフ・バランスであることも珍しくありません。

転職コンサルタントに求められる資質は、「その人の希望を叶えること」ではなく、「その人の『本当の』希望を叶えること」なのです。

なぜなら、転職コンサルタントにとっての「成功」は、求職者と企業のマッチングだからです。

転職してから1年間、ずっと「転職しなければ良かった」と後悔していた人が、2年目に入って突如「この会社に入って良かった」と変わることは珍しくありません。転職から5年間にわたって幸せに過ごしてきた人が、50歳になって「こんな目に遭うとは」と感じることもあります。

つまり、求職者と企業のマッチングは、1年や2年では結果が出ないことがほとんどなのです。その家の住み心地が、年ごとに変わるのと似ています。

転職コンサルタントも、住宅メーカーの営業職も、顧客の10年後20年後の幸せを考える仕事です。転職先も新築住宅も、ライフスタイルに大きく関わるものですので、それを見極める人たちは「同じ目」を持っています。

転職支援サイト大手のDODAを運営する「パーソナルキャリア株式会社」には、キャリアアドバイザーという職があります。

同社のあるキャリアアドバイザーの前職は、大手IT企業の営業職でした。この方にとって同社への転職は「法人営業から個人向けサービスへ」「数百人規模のプロジェクトから1人の顧客へ」という大変化でしたが、転職カウンセリング業務は前職の経験が生きる、と話しています。

転職活動中の人が知りたいのは、単なる求人情報ではありません。彼らが求めているのは、「本当に次の会社で活躍できるのか」「本当に前職より大きなやりがいが得られるのか」ということです。

そういう人には、住宅営業という修羅場中の修羅場をくぐり抜けてきたあなたのアドバイスが沁みるはずです。

参考資料

キャリア採用 | パーソルキャリア - PERSOL CAREER
パーソルキャリアのキャリア採用ページです。採用メッセージ、社員インタビュー、事業紹介、制度・環境、募集職種などをご紹介します。
社員インタビュー キャリアアドバイザー | パーソルキャリア - PERSOL CAREER
「顧客の人生の岐路に立ち会うことの重みと、そこに価値を提供できる喜び」キャリアアドバイザー 上杉 真由への社員インタビューです。

3.年収1700万円以上のハイクラス営業職に転職

住宅営業から脱出したいと考えながらも、「高額年収は維持したい」と考えているあなたにおすすめしたいのは、証券営業です。

住宅メーカーも証券会社も、過酷な業界として知られています。また、知的レベルが高く経済情勢にアンテナを張っている人ほど好成績をあげられる点でも2つの業種は似通っています。

証券会社では、住宅営業でのキャリアが存分に活かせる、というメリットもあります。住宅も株式も資産だからです。しかし、この2つの業界には決定的な違いがあります。それは年収です。

転職支援サイトDODAに、国内最大の証券会社「野村証券」の求人が掲載されています(2017年7月現在)。「入社11年目、年収1700万円」という給与例が示されています。

野村証券の求人の概要
今回の求人の特徴 業務内容 給与 年収例
未経験者歓迎、金融知識不要、バックアップ充実、マンツーマン指導 顧客のライフプランに合わせた金融商品の提案、販売 入社後5年間の最低保証額25万円以上/月、賞与のほか新規顧客獲得で奨励金 入社11年目1700万円

入社6年目1050万円

入社1年目500万円

参考資料「野村証券株式会社の求人票」(DODA)

もちろん、証券営業はハードです。ですので、誰にでもおすすめできる求人ではありません。しかし、日本で最も過酷な営業業務をこなしてきたあなたになら、安心して「サラリーパーソンの最高年収額を目指してみませんか」と提案できます。

証券パーソンの営業成績のモノサシのひとつに「金融資産純増」があります。これは顧客の金融資産を1年間でどれだけ増やしたか、という数字です。計算式はこうなります。

金融資産純増=貯蓄純増+(有価証券購入-有価証券売却)

野村証券では、この金融資産純増において、転職1年目の人が2位になったことがあります。その方は金融とは縁もゆかりもない教育業界からの転身でした。

証券パーソンというと「株屋」のイメージを持っているかもしれませんが、それは今は昔の話です。株以外にも投信、金、保険、不動産、年金、貯蓄など、ありとあらゆる金融商品を駆使しないと、顧客の資産を増やすことはできません。

参考資料「野村証券に転職して良かった」(DODA)

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3001686739/-fm__list/-tp__1/-mtmd__0/

もうひとつ、あなたに証券会社をすすめる理由があります。それは、「貯蓄から投資への流れ」が今後さらに強まる可能性があるからです。

これまでの「投資」のイメージは、「金利がここまで下がると資産を貯蓄だけで運用するのはもったいない。投資をして儲けよう」というものでした。一言でいうと「一攫千金」となるでしょう。

しかし、最近のトレンドは「公的年金があてにならない以上、定年退職したときにある程度のおカネを持っておかなければならない。そのためには投資も検討しなければ」というものです。いまや投資こそが「コツコツ資産を増やす」方法なのです。

あなたはこれまで、住宅を売るときに、顧客の資産を考えなかったことがありましたでしょうか。購入時の年収が250万円で、10年後でも300万円の到達が難しそうな人に、4000万円の家をすすめたことがあったでしょうか。

そんなことはしなかったはずです。

また、顧客に今後の「家族計画」を聞き、その計画に合わせた家づくりを提案したことはないでしょうか。

顧客から、お得なローンの組み方を尋ねられて、様々なローン商品の特徴を解説してあげたことはないでしょうか。

「この家を10年後に売却したときのおおよその値段」を聞かれ、相場を予想してあげたことはないでしょうか。

住宅営業とは、顧客の資産形成と将来のリスクヘッジのお手伝いという要素も含まれているのです。だからあなたなら、証券会社で活躍できるのです。

参考資料「『貯蓄から資産形成へ』の本当の意味を知っていますか?」(大和証券投資信託委託株式会社)

第4回「貯蓄から資産形成へ」の本当の意味を知っていますか? | iFree | 大和証券投資信託委託株式会社
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人生の選択肢は常にあなた自身が持っている

ハウスメーカー営業勤務のあなたの人生を変えるために、まず一番注目すべきことは「ハウスメーカー以外の職場もあることを知る」ということです。
案外、外部と交流がない住宅販売業界人は井の中の蛙になることが多いです。
自分の会社以外のことを全く知らないというケースも非常に多いようで、勇気を出して一歩外に踏み出せば大きな海が広がっているということを、改めて考えてみてはどうでしょうか。

兎に角、どうしても今の悩みが解決できなければ「別に辞めればいい」「辞めたっていいんだ」「自分は自由に人生を選択できるんだ」と割り切ること。

周囲からの目を気にしたり、あなたの人生と無関係な上司のメンツを立てて、自分の人生を後回しにしてします思考こそが「今の職場を辞められなくなってしまう」ことの最大原因であり、悩みをより深くして人生を間違えてしまう事につながります。

転職コーディネーターに無料相談することから始める

自分自身でまず何をしてよいかわからないならば、人材紹介会社に登録するのも手。
転職コーディネーター経由で他の業界、企業の内情を知ることができますし、冷静な第三者の目で、あなたのスキルと経験を活かせる新しい職場を用意してくれます。

また、辞めづらい今の職場で、(転職先を紹介してもらった後に)スムーズに次の職場に移動するための方法やタイミングなどもしっかり教えてくれますよ。

いきなり仕事を辞めたりはせず、まずはじっくり転職エージェントと無料のアポイントを取って、今後の動き方を相談しつつ、あなたの希望に沿った新天地候補をじっくりと紹介してもらうべきでしょう。

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