幼稚園教諭を辞めたい人へ=つらい仕事と会社を上手に辞める方法

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北野筆太

北野筆太

ブラック企業の取材などを主なテーマにしているライター。実際の転職経験者にインタビューをすることで、労働者が煮え湯を飲まされるその業界ならではの特殊事情やゆがみを探り当て、「就業する前に(転職する前に)知ってほしい体験談記事」を日々執筆中。




「女職場」特有の雰囲気に押しつぶされそうな幼稚園教諭。長時間、薄給、親…あなたの我慢は限界です。

「あのまま続けていたら、私は子供を嫌いになっていたかもしれません」

元幼稚園教諭は、静かにそう言いました。
「女職場」特有の同僚からの嫌がらせや、頻繁にヒステリーを起こす園長、そして突如攻撃的になる保護者たち――周囲の人がすべて敵に思えることがあり、子供たちへの愛情が薄れていくことが自覚できました。

そうなると、就職前から「当然のこと」として覚悟していたはずの長時間労働や安月給にも耐え難い苦痛を感じるようになりました。

幼稚園教諭のあなたはいま「それ、私のことだ」と思ったのではありませんか?

大きな社会問題である少子化と人口減少の解決の鍵を握る幼稚園教諭が、日本各地で悲鳴を上げています。
働く現場は過酷を極め、幼稚園教諭のメンタルを確実にむしばんでいます。
現在と未来の日本に欠かせない仕事を担う人たちを救う手だてを真剣に考えてみます。

夢を持って飛び込んだ職場を3年で離れるのはつらいが、そこは「普通」が通用しない世界だった

悩み1:1年目から担任を任されてできないことだらけ。陰口と告げ口に耐える毎日。

矢野みどり(仮名、24歳)さんは半年前までの3年間、認定こども園で幼稚園教諭として働いていました。
認定こども園とは、幼稚園と保育所を合せた機能を持つ、都道府県認定の施設です。
なので幼稚園教諭の矢野さんも、クラス担任のほかに、3歳未満の保育業務を手伝うこともありました。
また、この認定こども園は、放課後の小学生を預かる学童保育も行っていて、その補助の仕事もありました。

つまり「小さな子供は全員集まれ!といった性質の施設」(矢野さん)でしたので、最初はとてもやりがいを感じていました。

矢野さんは1年目から担任を任されました。
「経験がない私がどうしていきなり?」と思いましたが、理由は後で分かりました。
2年目も引き続き、3歳児の年少クラスの担任となり、3年目は4歳児の年中クラスを受け持ちました。

園児の数は、平均22人。
その幼稚園には補助教諭制度がありましたが、なぜか矢野さんには補助教諭がつきませんでした。

筆者が矢野さんに「職場のフォローがなかったことが、憧れだった仕事を辞めた理由ですか?」と尋ねると、矢野さんはきっぱりと「違います」と答えました。

筆者は重ねて「では、最大の原因はなんだったのでしょうか?」と尋ねると、矢野さんは「理由は4つありますが、一番強い理由は、職場の人間関係です」と答えました。

矢野さんの元の職場では、年齢やスキルではなく「何年間ここの職場で働いているか」で職員の序列が決まっていました。
矢野さんは高校卒業後に海外留学をしていたので、専門学校に入るのが遅れたため、「年下の先輩」が数人いました。

先輩は絶対的な存在で、先輩教諭が荷物を持っていたら、後輩教諭はそれを奪ってでも代わりに運ばないとならないのです。

矢野さんが強烈に印象に残っているのは、先輩が教室を掃除していたときのことです。
その先輩は、その教室を使っていたから、自分で掃除をしていたのですが、手が空いていた矢野さんが「お手伝いしましょうか」と声をかけたら、先輩は「『手伝いましょうか』じゃなくて、『手伝います』でしょう」と言って、矢野さんにモップを渡したのでした。先輩はそのまま教室を出ていってしまいました。

また、「陰口」と、それを本人に伝える「告げ口」も、矢野さんの大きなストレスでした。
矢野さんが2年目に入ったときに、専門学校を出たばかりの新人先生が入職してきました。
初々しさを武器にして先輩に取り入ることがとても上手な人でした。
新人先生は休憩室でも休むことなく、先輩にお茶を入れます。矢野さんも何度もお茶をごちそうになりました。

しかしその新人先生は、矢野さんが職場になじめていないことが分かると、矢野さんに「○○先輩が『矢野は休憩室掃除をサボっている』って言ってましたよ」などと言うようになりました。
先生の休憩室の掃除は当番掃除になっていて、矢野さんはそれを怠ったことはありません。
ですが矢野さんは「はいはい、先輩の当番の日もやれってことでしょ」と思い、翌日から掃除を買って出るようになりました。

しばらくすると新人先生はまた「△△先輩が、『矢野先生はお母さんの評判が悪いから、見習うんじゃないよ』って私に言いました」と矢野さんに言いました。

矢野さんはよっぽど「そんなこと、いちいち私に報告しなくていい!」と言ってやろうと思いましたが、そんなことをすれば先輩に告げ口されるだけなので、「そう。気を付けるようにする」とだけ言いました。

矢野さんは「陰口を言うくらいなら、本人の前で注意すればいいのに、と感じていました。女の職場なので、よくある事なのかもしれませんが…」と振り返っていました。

もしかしたらあなたも、女性職場特有の雰囲気になじめない幼稚園教諭ではないでしょうか。
別の幼稚園教諭も「小学校と幼稚園の違いは、職員の男女比。
女性は、職場に男性がいるとそれほど陰湿にならないが、女性ばかりだとすぐに派閥を作って抗争を始める」と話しています。

幼稚園といえども、仕事は仕事です。
「もっと普通に働きたい」と思っているのは、あなただけではありません。

悩み2:行事が近づくと深夜11時になることは当たり前。でも残業代ゼロ、手取り15万円。

幼稚園教諭の平均年収は330万円から340万円の間で推移しています。
職業別年収ランキングでは35位にまで沈みます。

矢野さんの認定こども園での3年目の給料は、手取りで15万円ほどでした。
矢野さんは「本当に、生活に困りました」と話しています。

そして、残業は毎日3時間近くやっていましたが、残業代が出たことは3年間で一度もありませんでした。

矢野さんの元の職場の所定労働時間は、8時から16時30分でしたが、子供たちは8時には到着するので、矢野さんは遅くても7時30分には出勤していました。
16時30分に退勤したことはなく、いつも19時30分を過ぎていました。
お遊戯会などの行事が近づくと、その準備で22時、23時になることは当たり前でした。

「子供相手なので仕方がないのですが、突然残業が延長になるんです。何時に帰れるか分からないので、仕事帰りに友達と遊ぶ約束もできませんでした。仕事が終わってからLINEで『いまから会える?』と聞いたりしていました」(矢野さん)

「私の職場も同じだよ」と言ったあなた、よもや、幼稚園教諭なんだから収入が低くて拘束時間が長いのは当たり前、と考えていないでしょうね。

この状況は、完全に労働法に違反しています。
ブラック企業と呼ばれているような会社の労働環境とほとんど同じです。

幼稚園教諭をされている方は、一般企業の状況を知る機会がないので「当たり前」と思ってしまいがちですが、それは間違いです。

資料:年収ラボ「幼稚園教諭の平均年収」(厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より)
幼稚園教諭の給料と年収推移-年収ラボ
幼稚園教諭の給料・年収を分析。過去の収入推移をはじめ役立つ統計資料をまとめました。

悩み3:体育会系女子でも子供の体力にはかなわない。非協力的な保護者にも手を焼き心身共に喪失。

認定こども園の元幼稚園教諭だった矢野みどり(仮名)さんは、退職当時、24歳でした。
仕事で一時中断していますが、中学校からずっとバレーボールをやっていた、体育会系女子です。

その矢野さんが「子供たちと一緒にいることは楽しいのですが、体力勝負になるところがあり『年だな』と思うこともありました」と言っています。

それもそのはずです、とにかく幼稚園教諭は幼稚園にいる間中、子供と一緒に外で走ったり、基本的な生活面の補助をしたり、荷物を運んだり、動きっぱなしです。
やることがない時間は10分もありません。

また、「持ち帰りの仕事」も多いので、担任は結婚していない人しか就かないそうです。そうなのです、経験のない矢野さんが、入職1年目から担任を任されたのは、独身だったからです。

矢野さんは「モンスターペアレンツ」に出会ったことはありませんが、それでも保護者対応には苦労をさせられました。

矢野さんは「この人、苦手だなあ」と感じた保護緒には、より積極的にコミュニケーションを取ろうとしましたが、意見が合わなかったり、機嫌を損ねた顔をされたりして、とても苦労しました。

また、保護者からは沢山の要望が出てきます。
矢野さんは保護者が「こうしてほしい」「ああしてほしい」と言われるたびに、メモ帳に記入していましたが、限りある時間内にすべてをこなすことは「不可能」という結論に達しました。

そして矢野さんが一番不満に感じたのは、子供のしつけ方法です。

「保護者の中には、平気に『先生たちがだらしないからだ』という人もいました。しかし子供のしつけは、保護者が主導権を握らないとうまくいかないものだと思います。いくら私たちが厳しく注意しても『ママはそんなこと言わない』と反抗してきたら、それ以上何もできません。少なくとも保護者が『幼稚園の先生の言うことを聞きなさい』と言うくらいの協力がないと、子供の直したいところは直らないと思います」

幼稚園を規制する法律は学校教育法で、その第11条には次のようにあります。

第11条 校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生徒及び学生に懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることはできない。

法律的には、体罰はNGですが、懲戒はOKとなっています。
しかし現代の風潮では、何をもって懲戒とするかは、幼稚園側が決めることではなく、保護者側が決めることになっているのです。

幼稚園の先生がしつけをしようと子供を「懲戒」しても、保護者が「それは体罰だ」と騒ぎ出せば、幼稚園側は窮地に追い込まれます。

幼稚園の先生をしてきたあなたなら「子供は天使と悪魔の2つの顔を持つ」ということをご存じでしょう。
現代の幼稚園教諭は「悪魔になったときの子供」に、何もすることができないのです。

では、幼稚園に勤めるあなたはどうすればよいのでしょうか?
この先もつらい現実に耐えながら生きていかなけばならないのでしょうか?
いいえ、幼稚園教諭の人生を変える解法」はきちんと存在していますので、それを今からご説明いたします。

あなたの「会社を辞めたくなる悩み」への対応策

1.勤続3年を越えたら仕事のやりがいが見付かる。諸先輩方のその言葉を信じて3年は耐えてみる。

これは幼稚園業界に限ったことではないのですが、ビジネスの大先輩たちは「どんな仕事でも3年我慢すれば、4年目には新たな世界が開ける」と口をそろえます。
これは、就職してからの3年間は下積みにすぎず、本人は「仕事」をしているつもりでも、周囲は「作業」をさせているだけと考えています。
つまり職業人として一人前になるには、少なくとも3年が必要なのです。

先ほど紹介した矢野みどりさんは、認定こども園を3年で辞めてしまいました。
ですので、もし矢野さんが退職せずに4年目に突入していたら、新たなやりがいが見付かっていたかもしれません。

幼稚園を辞めたほとんどの人が「子供との触れ合いが嫌だとか面倒だとか感じたことはない」と言います。
これは、他の業界の退職者と比べると、かなり特徴的です。
例えば営業マンが退職するときは、ノルマがきつかったり、残業に耐え兼ねたりするときです。
つまり営業マンは、メインの仕事に嫌気をさして辞めていくのです。

しかし幼稚園教諭たちは、メインの仕事である「子供との触れ合い」はきちんとこなしているのに、サブの仕事である「同僚との仲」や「保護者対応」に疲れて辞めていくのです。

ですので、また働き始めて数年しか経っていないのに、「もう幼稚園を辞めよう」と考えているあなたには、今一度、子供たちの笑顔を見てほしいのです。

そうすれば「私は同僚や保護者のために仕事をしているんじゃない。
子供たちだけを見続けよう」と思えるかもしれません。
心機一転、仕事に取り掛かれる可能性もあるでしょう。

2.あえて「3年を待たずに行動」する道を考える

一方で、筆者は、3年経たずに幼稚園を辞めることもあり」だとも思っています。
確かに大先輩たちが言うように4年目に新たなやりがいが見付かるかもしれません。
しかしそれでも「つらかったら退職する」のは働く人の権利です。

さらに矢野さんのケースについては、「辞めて正解だった」とすら感じています。
というのも、その認定こども園は、それくらいひどい職場だったからです。

矢野さんが園長に退職願いを提出すると、かなり強く慰留されました。
しかし矢野さんは「ご迷惑が最小限になる退職日を決めてください。それまで一生懸命働きますので」と言いました。
園長もその迫力に負けて、3カ月後に退職してもよい、と返事をしました。

その次の日から園長の態度は豹変しました。矢野さんの一挙手一投足についてケチを付けるようになり、ある日はわざわざ園長室に呼び出して、「あなたは退職するから適当な仕事をしているんでしょ」と言いました。
その説教は30分も続きました。

矢野さんはむしろ、3年間のお礼の気持ちを込めて職務に当たっていました。
当然ながら、残業時間も従前と変わりありませんでした。

退職後も嫌がらせは続きました。
矢野さんは勤務最終日、退勤30分前に同僚や食堂の調理師に挨拶を済ませ、園長室に行きました。
矢野さんが「大変お世話になりました」と言うと、園長は「色々な先生から、矢野先生の残務整理が終わってないって報告を受けているけど、明日それをやりに来てくれるんでしょ」と言われました。
矢野さんは流石に腹の虫が収まりませんでしたが「そのつもりです」と答えました。

結局2日間にわたって、事務処理をやらされました。
もちろん無給です。
ところがその後もたびたび認定こども園から電話があり、「○○さんという保護者からクレームが来たのだが、どんな事情があったの?」と聞かれました。
園長に頼まれて、保護者あての手紙を作って元の職場に届けたこともありました。
繰り返しますが、もちろん無給です。

行事の手伝いに来てほしいという、信じられない依頼もありましたが、それはさすがに断りました。元同僚からLINEも何回も来ました。

矢野さんは「そういうのが嫌だったから辞めたのに。まだまだ続くと思うともう精神的に病みそうになったので、携帯番号を変えて、先生達からの連絡を一切取らなくなりました」とため息交じりに話してくれました。

幼稚園業界は、ビジネスの常識では考えられないことが起きています。
一般のブラック企業と決定的に異なるのは、認定こども園の園長たちは悪気があってそうしているのではない、ということです。

「子供たちを思う気持ちは変わらないでしょ。あなたがお世話をした子供たちがどうなったか気になるでしょ」という善意の気持ちで、矢野さんに連絡を取り続けていたのです。

転職しようかどうか悩んでいるあなたは、こんな「常識」がまかり通る業界に長居は無用と考え、自らの幸せを優先に考えても罰は当たらないのではないでしょうか。

3.幼稚園教諭を辞めて他業界に転職する

矢野さんは認定こども園を辞めた後、別の職場で働いています。
その職場をお教えする前に、現在の矢野さんの心境を紹介しましょう。

時間に余裕ができました!以前の職場にはなかったタイムカードがあり、だいたい定時で帰れるようにしてくれます。お蔭でプライベートの時間も持てるようになりました。給料は、以前とあまり変わりませんが、人間関係は以前と比べものにならないくらい良くて、楽しく仕事をさせて頂いています。

『先輩が指示をして、後輩がやる』というような、理不尽な仕事の進め方はなく、困ったときはみんなでやろうという雰囲気です。現在は、派遣という立場なのですが、今後正社員にしてくれると言っていただいていますので、頑張りたいと思います。」

矢野さんへのインタビューで、この話をしているときが一番輝いていました。
そうなんです、転職には「ただなんとなくの転職」と、「やる気を取り戻すための転職」の2種類があり、後者はむしろ積極的に行動に出るべきなのです。

矢野さんの話に自分をダブらせたあなたには、ぜひとも、矢野さんの転職先を知っていただきたいのです。

他業種への転職…不安はよくわかります。

しかし、まく幼稚園勤務を抜け出して、人生の立て直しに成功した人の多くは、幼稚園教諭以外への道を選択した人々なのです
この件について、以下でより詳しく説明いたします。

幼稚園教諭の勤務経験が優遇される、より就労条件のよい「おすすめ転職先」の例

1.保育士に転職

認定こども園の幼稚園教諭を辞めた矢野みどり(仮名)さんの転職先は、保育所でした。

「幼稚園から保育所? 悩みは解消しないのでは?」と思わないでくださいね。ある意味において、両者は全然違った職場です。共通点といえば「小さな子供がいること」くらいです。

矢野さんは幼稚園教諭免許と保育士免許の両方を保有していたので、この転職は比較的スムーズにいきました。

しかし、幼稚園教諭免許だけしか持っていない人も、あきらめないでください。
厚生労働省では特例を出して、幼稚園教諭免許を持っている人は、簡単に保育士資格を取れるようにしています。
ただこれは2019年度末までの期間限定ですので、保育園への転職を考えている幼稚園教諭は急いでください。

特例を受けられるのは、幼稚園や認定こども園などで3年以上働いている人に限られます。
ただしその3年間の勤務時間が4320時間を超えていなければなりません。
4320時間とは、1日8時間労働をした場合、540日分となります。

その上で、専門学校などの保育士養成施設で4教科計8単位の講義と演習を受ける必要があります。
8単位の取得期間は専門学校によって異なりますが、3~4カ月が目安となるでしょう。
勤務経験と8単位がクリアできたら、後は申請をするだけで保育士の資格がもらえます。保育士試験が免除されるからです。

幼稚園教諭が保育士に転身するメリットは、なんといっても子供と関わる仕事を継続できることです
また幼稚園教諭を経験した人は、保育所での仕事の流れが「ゆっくり」に感じるといいます。ただもちろん、単に「ゆっくり」なだけで、暇なわけでも忙しくないわけでもありませんのでご注意ください。

幼稚園教諭免許を持っている人が、特例を使って保育士資格を取る方法
対象者 幼稚園教員免許を持ち、幼稚園や認定こども園などに3年間以上かつ4320時間(8時間勤務で540日分)以上勤めたことがある人。
追加の学び 保育士養成施設で、4教科計8単位を取得する。4教科は「福祉と養護(講義」「相談支援(講義)」「保健と食と栄養(講義)」「乳児保育(演習)」。
保育士試験 免除

出典:幼稚園教諭免許状を有する者における保育士資格取得特例(厚生労働省)

幼稚園教諭免許状を有する者における保育士資格取得特例

2.子供服ショップ(小売り)に転職

幼稚園教諭の転職先として、子供服のショップの店員はいかがでしょうか。
現場では元幼稚園教諭は引っ張りだこになっています。
あなたは子供服を毎日見てきたわけですから、センスの良し悪しや、服の値段には敏感になっているはずです。またママたちの好みも熟知しているでしょう。

子供服ショップの求人票をご覧いただくと分かる通り、客との接点が多いのがこの仕事の特徴です。
子供服を買うのは子供ではなく、親だからです。
子供服店での営業トークは、あなたならなんの問題もないと思います。
「幼稚園の先生あるある」で盛り上がることができれば、顧客から「親しみやすい店員さん」という評判を獲得できるでしょう。

そして何より、これまで毎日ジャージ姿だったあなたは、おしゃれをして仕事場に向かうことができます。

子供服ショップの求人票から
勤務地 勤務時間 給与  備考
青山、代官山 11:00~20:30 契約月給22万円~

アルバイト時給1000円~

ファッションアドバイザー、ノルマなし
渋谷 10:00~18:30 正社員月給20万円~

(未経験者17万円~)

アルバイト時給950円~

お子様やご両親とたくさん会話をしてください方
広島、岡山など 10:00~19:00 正社員20万円~

アルバイト時給800円~

接客、販売、在庫管理、ディスプレイも

出典:「子供服 正社員 求人・転職情報」(とらばーゆ)

3.障碍児施設に転職

意外に思われるかもしれませんが、障害児施設では、幼稚園教諭の経験者が大変いま求められています。
障害児施設の仕事といえば「心身のお世話」というイメージが強いと思います。
もちろんそれがメインの仕事なのですが、しかし、子供たちを楽しませることも重要な仕事になるのです。

障害児施設で働く人が持つ資格は、社会福祉士や介護福祉士、介護職員初任者研修が多いのですが、こうした人たちは「遊ばせる」「楽しませる」といったことが得意ではありません。

しかし、幼稚園の先生を務めたあなたなら、子供たちを楽しませるツボを心得ているはずです。
行事の進め方や、レクリエーションの企画、立案、室内の飾り付け、簡単にできる手芸やゲームなどなど、あなたが幼稚園でやったことは、すべて障害児施設で喜ばれます。

障害のある子供を見るのはつらい、と思っていませんか?

でも同じ子供達であることは変わりません。
あなたならきっと、すぐに障害なんて気にならなくなりますよ。
障害児施設の子供たちは、体を動かすのが苦手だったり、話すことがゆっくりだったりするだけで、「元気さ」に関しては健常児とまったく同じです。

ある職員は「最初は、どうやって接したらよいかのか分からず、恐かったのですが、いまでは子供たちのケアをしているときに『この子は障害を持っている』ということを意識することは全くありません」と話しています。

人生の選択肢は常にあなた自身が持っている

幼稚園勤務のあなたの人生を変えるために、まず一番注目すべきことは「幼稚園教諭以外の職場もあることを知る」ということです。
案外、外部と交流がない幼稚園業界人は井の中の蛙になることが多いです。
自分の会社以外のことを全く知らないというケースも非常に多いようで、勇気を出して一歩外に踏み出せば大きな海が広がっているということを、改めて考えてみてはどうでしょうか。

兎に角、どうしても今の悩みが解決できなければ「別に辞めればいい」「辞めたっていいんだ」「自分は自由に人生を選択できるんだ」と割り切ること。

周囲からの目を気にしたり、あなたの人生と無関係な上司のメンツを立てて、自分の人生を後回しにしてします思考こそが「今の職場を辞められなくなってしまう」ことの最大原因であり、悩みをより深くして人生を間違えてしまう事につながります。

転職エージェントに無料相談することから始める

自分自身でまず何をしてよいかわからないならば、人材紹介会社に登録するのも手。
転職エージェント経由で他の業界、企業の内情を知ることができますし、冷静な第三者の目で、あなたのスキルと経験を活かせる新しい職場を用意してくれます。

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