CRC(治験コーディネーター)を辞めたい人へ=つらい職場を上手に辞める方法

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野村 龍一

野村 龍一

医療系転職コンサルタント企業で700名以上の医師転職支援に関わる。近年は医療以外にも様々な業種からの「私も会社を辞めたい」という転職相談が相次ぎ、転職成功者のインタビューを敢行中。2016年12月より一般転職に関する情報提供、人生相談を当サイトにて開始。




記事の目次

激動し続ける流動的なCRC業界で、24時間気を抜くことができない神経が磨り減る仕事。

夜勤なし、土日休日休みで看護師と同じ水準の給料がもらえるという求人をみて、看護師資格で応募した治験コーディネーター(以下CRC)。一般の方も医療関係者でさえもCRCを知らないと言う方もいるくらい、あまり注目されるような立場にない仕事です。

例えて言うならば治験専属の医師の秘書のような存在に当たるのがCRCでしょう。

実際の労働条件は表面上は募集要項通り、夜勤なし、土日祝日休み、と言うのは間違いありませんでしたが、就業してみないことにはわからないことがたくさんありました。

担当クリニックによって働く時間も負担も大きく違うこと、抱える被験者の人数や治験の種類によっても大きく違うこと、会社によっても待遇面で大きな違いがあることを身をもって体験しました。

看護師を体調や体力面で続けることを諦めて、会社員として治験コーディネーターへ転職して働いた経験から見えた事をお伝えしたいと思います。

CRC(治験コーディネーター)業界ならではの、就業中の不満、大変さ、辛さと悩み

辞めたい理由と悩み1:治験業界は仕事やCRC人材の流動が激しく、将来はいつどうなるかわからない

病院勤務のCRCならばこういった心配はしなくていいでしょう。しかし、会社勤務のCRCではかなり重要で会社に入ってみなければわからない面でもあります。

私は最初に勤めた会社には2年在籍しましたが、経営がすでに傾いた状態で、さらに平社員にはそんな状況は知らされておらず、吸収合併される半年前辺りまでは皆何も知らずに働いていました。

吸収合併とは言っていましたが実際には経営譲渡し、その会社は廃業しました。

社員は皆経営譲渡先でスライド的に就業したわけですが、他の会社も同じようにしのぎを削っています。治験実施先のクリニックや病院の取り合い、CRCの取り合い、治験協力者の被験者の取り合い。

実際に知らぬ間にCRC派遣会社が二社介入した事で書類上不備が発生したこともあり、二社で情報共有し、書類内容の改定で大きな問題には至りませんでしたが、ひやりとしたのは言うまでもありません。書類に不備が生じるのは治験では致命的なのです。

書類上の不備は、監査で発覚する前にきちんとチェックして是正しなければ治験実施自体を問題視され兼ねない大きな問題になりますので、CRCや治験事務局がしっかり把握、管理していなければならないのです。

この辺りは医師はあまり詳しく把握している方が少ないため特に注意が必要です。

CRC派遣会社が二社介入していること自体は問題ないのですが、複数の会社が介入した場合、院内で整備しておかなければならない書類に一部修正が必要になるわけです。

それを知らずに、そして他社のCRCと会うことなく監査となっていたならば、治験を行う施設としては問題だと指摘されかねず、それまでの労力や、せっかく治験に協力してくださった被験者の方の労力も無になってしまいます。

その際、契約の報酬などがどうなるかわかりませんが大変揉めるであろうことは確かです。
何が何でも避けなければならないため、他社の介入がないか否かにも神経を使わなければなりません。

就業して初めて知った業界のこういった状況は、医療機関に勤め競争に慣れていない者にはかなり精神的なストレスになります。

経営譲渡で就業先が変わると就業規則も変わります。経営譲渡などがあった場合、先の会社の条件が良くて就職したにもかかわらず、会社都合であっても違う会社へ転職する形になるわけですから転職先の会社の就業規則に従わなければいけません。

経営譲渡される前の説明会では働き方は変わらないと言われていても、いざ経営譲渡されれば自ずと会社に従う様にと就業規則に則った働き方に変わらざるを得ないのが実情です。

具体的に会社が変わって大きく負担が増えた部分では、担当クリニックへの直行直帰が条件付きだができなくなり、遅め出社や早め退社ができなくなったことが大きいでしょう。

自分だけでなく、その条件があったからこそ勤められていた小さな子供持ちの方やオフィスから離れたところに住んでいた方はその後退職したそうです。

私自身も体力が無く(のちに病気のためとわかった)こまめに休める条件が良くて就業したにもかかわらず、就業先が変わってしまい、全く別の規則に変わり、就業時間内に事務所に行けるならば事務所に行かなければならず、自宅での作業が一切禁止されたことは退職の一番の理由かもしれません。

何よりも、コピーのためだけにオフィスに行かなければならないことも多く、時間外の朝早くや夜遅くにそのためだけにオフィスに行く不毛な時間は本当に恨めしく思いました。

先の会社では自宅でのコピーやプリントアウトが出来たので、この一見して特段負担にならないようなことでも、住んでいる場所によっては片道1〜2時間コピーやプリントアウトのためだけにオフィスに行き、その後担当クリニックに行かざるを得なくなりました。7〜21時開院のクリニックなどではたまったものではありません。

それだけ長く開院している規模の大きなクリニックでは、被験者も多くいます。

また、以前は居住地域に近いクリニックを担当として任されていたため、オフィスから遠くに住むスタッフは、その地域で複数の担当クリニックがあるため、縫うようなスケジュールでやりくりしているわけです。

そんな中オフィスに行くこともままならないのは言うまでもありません。

譲渡先の会社では倦怠管理のためにもオフィスに行くことを原則としていましたが、オフィスから近くとも、クリニックのはしごや移動時間でままならず、みなし残業で残業代が定額であったため、その割に合わない感覚も強くなってしまいました。

先の会社では、治験の仕事には緩急があるため、1週間に換算して1日平均7時間働いて入れば良いと言う会社であったため、あまり倦怠管理についてはうるさくなかったので、その違いと負担には正直閉口してしまいました。

厳しい倦怠管理と残業での割に合わない感覚によっても会社とCRCスタッフ間でギクシャクした雰囲気が生まれてしまっていました。当初は先の会社と同じ条件での勤務と約束していたのですから当然でしょう。

いくら先の会社が良かったからといってみても、会社の統廃合は平社員にはどうにもならないわけで、譲渡先に従わざるを得ないのは明らかでした。

看護師からCRCに転職する理由は様々だと思いますが、夜勤がないことや、体に負担をかけたくないという方が多いのではないかと思います。

また、小さなお子さんがいる場合も、スケジュール調整ができて、病院受診などができることがメリットだったのに、これも時間拘束が厳しく決められ中抜けできなくなったのです。そうなればやはりそのメリットが失われ、働き難くなるのは自明の理ですから、職場から離れていく、職場を転々とするCRCが多くいました。

担当クリニックによっては7〜21時そのクリニックに待機していなければならないこともあります。

土曜祝日が休診でなければやはりCRCが待機してその時にしか来られない被験者の対応もしなければなりません。

1人に負担がかかりすぎない様に、他のCRCが代わりに対応したり、極力まとめて被験者来院日のスケジュール調整をしたりと苦慮します。

こういった様に1人に負担が集中しない様にしなければCRCがどんどん辞めていき、条件の良い他社へ異動してしまうこともよくあるようです。

辞めたい理由と悩み2:症例数、進捗の管理の厳しさは想像以上

自分のつてで被験者候補を探したり、 担当医師から紹介された方のカルテの確認などの労力、症例数や進捗が直接収益につながるため大変神経を使うことになります。

CRCはあくまで派遣されて担当先に行くので、クリニックや病院のスタッフではありません。その派遣先ではやはり医師だけでなくスタッフにもかなり気を使わなければなりません。

そんな中でカルテを確認させてもらったり書類記載を医師にお願いするタイミングを図りながら進めていく治験は精神的に負担が大きいだろうと思います。

これが慣れた派遣先ならば良いですが、初めて治験を実施するところでは手探りで行わざるを得ません。スタートアップまでの情報収集と派遣先に合わせた仕事と治験での実施項目の擦り合わせ、スタッフや医師に依頼する事をわかりやすくまとめた資料の作成など、仕事量が一気に増え、しかもとても神経を使います。

治験の導入時に躓いてしまうとその後症例が入りにくくなってしまったり、その治験以降、治験を行わなくなってしまうことにもつながってしまいます。

新しい治験先は小さなことも1つ1つ確認して何事もなくスタートできるような下準備が必要なのです。

治験はクリニックや病院と製薬会社が症例数を契約し、一例◯万円という契約をしますから、症例が入らないことは収益に直結してしまいます。

製薬会社側としては、症例数を契約通りに組入れることは基本中の基本と考えられているため、製薬会社からのプッシュもありCRCが板挟みになりやすい状況もあります。

CRCの進め方次第で症例の成約率が高くなるからです。

CRCの仕事が良くなければすぐに会社の利益に直結するのがこの業界の大きな特徴であろうと思います。CRCが抱える被験者数×契約金、となり、順調に来院ポイントが進むことで特定の来院ポイントでまた利益が発生する仕組みになっています。

治験はCRCの経験や工夫で契約人数を確保したり、途中脱落のないように慎重に準備を進めて行く場面が大きいと言えます。工夫の中には、治験担当医師へのアプローチの仕方もあります。

医師に応じて、適度に声をかけてモチベーションを上げたり、必要ならば可能性のある方のピックアップをお願いし、その方の来院日に合うように待機して素早くわかりやすく進めていきます。

これがやはりCRCの腕の見せ所でもあり、対応に迷ったり慣れないCRCには負担になるところだろうと感じます。

来院ポイントの調整も、組み入れの時からゴールデンウィークやお盆、正月の休診をあらかじめ確認して、組み入れ日を決めるのも、慣れていなければ一年以上かかる治験をうまくスケジュール立てることは難しくなります。

年単位で計画を立てて始めるわけです。

気がつかずに休みに当たる日に治験を開始してしまえば、脱落はしなくとも逸脱となり、他の症例とわけて分析される対象になってしまいかねないのです。

大切な症例は一例でも脱落や逸脱にならないようにしなければなりません。

また、特に気をつけなければならないのが、CRCは「そのクリニック、病院のスタッフではない」ということだ。担当場所のルールを守りながら粗相のないように、しかし時には図々しく対応できなければ治験は進めていけません。

スタッフに好かれれば進めやすいものでも、嫌われてしまえば居心地が悪いだけでなく治験の進めたかやスタッフへの依頼事項がし難くなってしまいます。

時にはCRCが不在でも治験の必要な項目が行えるようにすることで、症例の組み入れやすさや治験のスケジュールを組みやすくなったりするため、クリニック、病院スタッフとのコミュニケーションや治験についての説明は非常に重要になります。

進捗に関して、会社側でしなければならない定時報告も担当者が症例数、来院ポイントを入力し、紙に印刷して決済しなければならなかったのですが、入力だけでなくさらに紙に印刷しなければならない二度手間がとても大変でした。会社のサーバーにアクセスするためにオフィスに行き、他のCRCの入力と時間が被らないように入力しなければなりませんでした。

金銭に直結する報告のためとてもストレスで、その手間に閉口していたものです。

せっかく共用できるデータになっているにもかかわらず、わざわざ紙で報告しなければならないものが多く、データの活用に疑問を感じたりもしていました。まだまだアナログな、不要な伝統の様なものが多いと感じます。

そして、オフィスへ行く時間を捻出するのにが大変だったのはいうまでもありません。

辞めたい理由と悩み3:24時間拘束に近い、いつ連絡が来るかわからない緊張感に心身が押しつぶされてしまう

新薬の場合特にですが、副作用やそのほかの理由での有害事象の発生がいつ起こるかわかりません。もしかしたら夜間に連絡があるかもしれないため、いつ電話がなるかわからない緊張感が常にありました。

全く予想できないため休日でも会社貸与のスマートフォンが手放せず、仕事とプライベートの区切りがなくなってしまいます。緊張感が続けばそれだけ疲労が増し、疲れが取れなくなってしまいます。

電話がなっても放っておけばいいと思うかもしれませんが、新薬であればなおのこと何が起きるかわからないわけで、連絡があった際にしっかり対応できなければ重大なことになりかねません。

また、連絡がなく他院へ受診し、使用禁止薬を処方されることもあるため、それを避けて治療ができるならばその方向にお願いしなければ大切な一症例が脱落という形で治験を続けられなくなってしまいます。

また、プロトコルに従って重要な、重篤な有害事象は決められた期間内に報告が義務づけられています。

国内だけでの治験でも期間内に所定の書式で医師が記載した書類を作成しなければならないですし、国際共同治験ならば英語でその書類を作成しなければなりません。

あくまで書類は医師が記載するのですが、必要な情報が網羅されているかなどをCRCがチェックしなければならないのが実情で、その報告のためにも電話がなったらすぐに対応しなければならないわけです。

この24時間体制で仕事をしているような状況もまた、しっかり休めず疲労して行く原因であろうと思います。

では、CRC(治験コーディネーター)として勤めるあなたはどうすればよいのでしょうか?この先もつらい現実に耐えながら生きていかなけばならないのでしょうか?いいえ、CRC(治験コーディネーター)の人生を変える解法」はきちんと存在していますので、それを今からご説明いたします。

あなたの「会社を辞めたくなる悩み」への対応策

1.CRC企業に就業する前に、どんな仕事を多く取り扱っているか可能な限りの情報を得る事

特にしっかり確認した方がよいのは時間外勤務の給与についてだと思います。大抵は繁忙期とそうでない時の差が大きかったり、クリニックや病院での対応時間が18時や19時、遅ければ21時などということもあります。

大抵のCRC派遣会社はみなし残業代として支給されることが多いと思いますが、あまりに割に合わなく、代休もつかない様であれば働き続けるのはかなり大変です。

業務の詳しい内容や労働条件については直接面接の時に聞くしかないと思いますが、働きやすさや定着率などは転職斡旋業社などから情報がもらえるかもしれないので確認をお勧めしたいです。

働く時間に大きく関連して来るのが、どんな施設を支援していて、どんな治験を主に受注しているかにかかって来ます。

治験によっては夜間待機や夜間の呼び出しに対応しなければならない治験もあるのです。始めてから急に夜間もあると聞かされれば、働ける時間との相違もあるため辞めざるを得ない場合もあるでしょう。事前の確認が大切です。

2.転職コーディネーターなどから、人の出入りの状況や会社の規模などの情報を得ておく事が大事

求人が常に出ている場合には、業務拡大に伴うものなのか、定着率が低いためなのかのどちらかですから、是非、転職斡旋業社から情報を得たいところてす。

CRC派遣業社全体での人の出入りも確認して、定着率が良さそうなところを当たるのも、働きやすい職場にたどり着く1つの手だと思われます。

3.就業中から自分の労働条件はしっかり確認する

会社によっては後出しで規則を持ち出す様なところもあるかもしれません。きちんと社内規定が各オフィスに設置されているかを確認をした方がよいでしょう。

特に、直行直帰は可能か、自家用車の使用の有無、交通費の有無、時間外の取り扱いについては必ず確認しましょう

交通費や自家用車の有無が大事なのは、業務で複数の担当クリニックに行くことが多いためです。後から交通費で揉めないためにも細かな確認が必要です。

時間外の取り扱いは、担当場所によっては7時開始や、21時終了なども稀ではなく、特にクリニックでは、診療時間が遅くまであったり土曜祝日にも診察があるところもあるので、みなし残業となるか、時間外として取り扱われる場合があるのかなど、こちらも詳しく確認した方が良いでしょう。

CRC派遣業社の場合、外回りの派遣業務は時間外が出ず、オフィス内の業務では時間外が発生するなど変則的な場合もあります。

その辺りの質問をした時に、即座に返答ができる会社を選ぶことをお勧めします。そうでなければ勤務についてから細かなルールで振り回される様なことになりかねません。

慣れない職場で、実労働には関連のない細かなルールに煩わされることほど無意味なことはありませんから。

治験業界は流動が激しく、吸収合併や営業譲渡という場面に出くわす可能性もあります。

私が働いた先の会社は直行直帰可、残業代はみなし、自宅での仕事や待機可というところから、譲渡先では直行直帰場合によって可、残業代みなし、自宅での仕事不可(オフィスで仕事)、という形に変わりました。

そこで問題になったのは、オフィスでの仕事は残業代が出るが、クリニックで対応していた場合にはみなし残業で残業代が出ないことです。

実際にクリニックで被験者対応をすることで利益が上がるにもかかわらず、そこでは残業代が出ない矛盾があります。

また、クリニックからオフィスが遠く、片道1時間以上かかりオフィスに行った場合でも、残り時間1時間や30分をオフィスでということを奨励していました。

帰る時間を考えても非効率的なのは明らか。その辺りを柔軟に対応している会社が働きやすく続きやすいのではないだろうかと思います。

CRCの実働を加味した労働時間や労働条件で、柔軟に対応してくれる会社を選ぶことが長続きのコツだと思います。

4.CRC(治験コーディネーター)を辞めて他業界に転職する

あなたを取り巻くストレスから解放されるもっとも効果的な方法は、他の職場へ転職する、もしくは、スッパリとCRC(治験コーディネーター)業界から抜け出して他業界に転職をすることでしょう。厳しい業界で培ったビジネススキルを生かせる職場は、あなたが自分で思っている以上にたくさん存在しています。

他業種への転職…不安はよくわかります。

しかし、まくCRC(治験コーディネーター)勤務を抜け出して、人生の立て直しに成功した人の多くは、CRC以外への道を選択した人々なのです
この件について、以下でより詳しく説明いたします。

CRC(治験コーディネーター)の辞め方とタイミング

辞め方とタイミング1:会社規定と担当治験の引き継ぎがきちんとできて担当先に迷惑がかからないように考えると1ヶ月程は最低必要

会社では概ね退職の2週間前までの申告という規定が多いのではないかと思います。来院ポイントを考え、できれば担当が変わる事を被験者の方に伝えられるくらいの余裕があるとベスト。

それくらいの余裕がなければうまく担当者に引き継ぎもできないだろうと思われます。引き継ぎのポイントは、必ず必要な情報は担当クリニックや病院に記載事項として記録を残すことです。

自分がメモしていれば大丈夫と思うかもしれませんが、いつ病気や怪我、スケジュールの変更で誰かにバトンタッチするとも限りません。

そのため、そこに行けば情報がわかる様にしておくのが良いでしょう。自分だけで情報を抱えておいてはいけません。

会社を辞めるまでのスケジュールと退職意思の伝え方(退職願、挨拶状の書き方)
円満に会社を辞めるためには、突発的な退職ではなくある程度の準備期間をおいて、跡を濁さないようにしてから退職すべきです。 実際、...

辞め方とタイミング2:情報の整理と来院ポイントの事前準備の徹底。

誰がそこに行ってもプロトコルから逸脱しない様に、情報の整理と事前の検査キットの準備や記録物の準備は早めにしておくのがいいでしょう。担当被験者が40〜50人もいれば、情報の引き継ぎに時間をかけていられません。

担当クリニック、病院の現状や流れを簡単に説明し、気をつけてほしい情報のみを伝えればあとは記録物をみて対応できる様に下準備を日頃から行うことがトラブル回避につながります。
簡単なミスで大切な一症例を逸脱や脱落させてしまわぬ様にしなければいけません。

終了した来院ポイントの記録物も、たとえ忙しくても、即座に医師が記載できる様なものにしておくと記載漏れや観察項目の見逃しがなくなるので、随時記載可能なワークシートの作成をしておくのをお勧めします。

中には記録物を溜め込んでしまい、医師が記載する記録物が進んでいないといったところもあるかもしれません。スタートアップのときから、すぐに記載していただく旨を十分に念押ししておくのが解決の1つになります。

普段から仕事を貯めておかないのが何よりの引き継ぎです。

とにかく担当者でなくても来院ポイントでミスなく対応できる様にしておくと、辞める際の引き継ぎも簡単にすみます。

会社を辞める前(在職中)と退職日当日に準備すべき事項
会社を辞める前(在職中)と退職当日にすべきこと 退職前にはやることが多数ありますが、どれれ円満退社を目指すためには欠かせない項目ばかり...

辞め方とタイミング3:守秘義務と情報漏洩に注意する

入職時や退職時に守秘義務の遵守についてサインする会社がほとんどだろうと思います。情報漏洩で会社や製薬会社、被験者に損害を与えることがない様にしなければいけません。

おそらくは、会社から貸与されたパソコンとスマートフォンを使用するところがほとんどで、細かな情報漏洩がない様管理されていると思いますが、メモや連絡先に関するもの、紙書類特にプロトコルは退職前にしっかりと決められた方法で処分や返納、後任者へ渡すなど、とにかく自分の手元には残さない様にする必要があります。

後からトラブルになる様なタネは残さない様にしたいですね。

辞めた後にも被験者や後任者から問い合わせが来る様な状況は避けなければなりません。必ず後任者に連絡が取れるよう被験者には連絡先を念押ししてください。

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CRC(治験コーディネーター)の勤務経験が優遇される、より就労条件のよい「おすすめ転職先」の例

これからのあなたが何がしたいか、何を優先させたいか、どんな能力を活かしたいかによって転職先が変わるでしょう。また、何を避けたいか、何が嫌だったかでそれを避けた転職先を選ぶ事もお勧めしたいです。

1.それまでのCRC経験を活かせる転職先を選びたい場合…

例えば営利企業所属のCRCが向かないと思う場合には、大学病院などの大きな病院でCRCを続けるのも1つの手だと思います。この場合も、先に述べた様に労働条件はきっちり確認することがトラブル回避になります。

CRCは実務2年経ていれば認定資格の受験が可能ですが、治験業界にいなければこの資格は他では役立たちません。ですが、CRCの経験を活かして仕事がしたい場合には、転職先の募集要項を満たしていたならば、製薬会社で勤務し、MRや治験のモニター業務なども良いのではないかと思います。

ただし、この場合は体力もやる気もあり、給与面の充実を希望する方にのみお勧めです。MRもモニターも激務ですし、モニターは長距離の移動もかなり多く、精神的にも肉体的にも大変と聞きます。

心身ともに強靭で長距離の移動も苦にならない方には良いかもしれません。

体力に自信がないけれど治験には関わりたいという方には、その他に治験事務局の業務を担当することがお勧めです。CRC派遣会や病院などでの勤務が可能でしょう。

CRCと比較した給与面の差はわかりませんが、基本的に事務局は決まった書類の作成(期限厳守が多い)、書類の確認と整理が業務になります。治験開始時や終了時、担当施設との契約時などには業務が忙しくなりますが、基本的には決まった書式を日付や細かな違いに気をつけながら作成できれば問題なく務まると思います。

治験事務局の役割の的確さや準備の速さでCRCの業務の負担がかなり変わって来ます。CRCはできる治験事務局担当者にかなりの信頼を寄せるので、是非とも経験を活かして事務局を運営していただけるとありがたがられる存在になるでしょう。

治験事務局では、法律改正などには敏感にならなければならないのと、GCPをしっかり頭に入れていなければ務まらないので、そこは十二分に学んで業務についていただきたいところです。

今の会社を辞めて、製薬会社(MR)に転職する方法教えます。
1.今の仕事を辞めて製薬会社MRに転職する具体的方法(MR転職に成功した私の自己紹介) 業界に入る前:私が他業種からMRとして製薬業界...

2.仕事とプライベートをしっかり分けたい方の転職は…

仕事とプライベートを分けたい方は、持っている医療資格で時間が区切られている仕事の方がお勧めです。看護師ならば病院やクリニック、施設など、薬剤師ならば調剤薬局や病院で再就職するのがよいでしょう。

これで24時間体制勤務の様なスマートフォンからの拘束がなくなるため、精神的には随分と楽になります。決められた時間で勤務できるため、プライベートの計画が立てやすくなるのも利点で、プライベートを充実させたい方にお勧めです。

その他にはコミュニケーション能力や情報処理能力を活かして全く違う畑で働くのも良いかもしれないです。その場合は接客、営業などが良いのではないでしょうか。

CRCは個性豊かな医師たちや製薬会社の担当者、被験者たちと短時間に密にコミュニケーションを取らなければならない仕事です。これを苦にして仕事を辞めたのでなければ、通常よりもコミュニケーションスキルが高いと評価してもよいのではないかと思うのです。

これを駆使すれば営業の仕事や接客業務が務まるだろうと思ういますし、コミュニケーションだけでなく、書類整理や情報処理の能力を活かして、士業に転職するのもよいかもしれません。

コミュニケーションと薬の知識を役立てて、登録販売者に挑戦してみるのも1つの手であろうと思います。登録販売者はドラッグストアで第1類から第3類に指定されている薬剤を取り扱い、説明販売する者のことです。

平成25年の法改正により、登録販売者の試験受験要件が撤廃され、薬剤師資格を有さなくとも受験が可能になりました。

年に一回マークシート方式の試験があり、内容は具体的な販売薬の効果についてだけでなく、関係法規や基本的な人体での薬物代謝など、簡単ではないがやりごたえのある試験と言えるでしょう。

CRCの認定試験と重複する内容も多いため、生薬や漢方を中心としたドラッグストアで取り扱いのある風邪薬や鎮痛剤などの主作用や副作用、注意事項を中心に勉強すれば受かる可能性はかなり高いだろうと思います。

この資格に合格したならば、ドラッグストアだけでなく、近年はコンビニエンスストアでの求人もあるので、職探しのバリエーションは広がるでしょう。

手軽に薬剤を購入できる様になっただけに、その需要は増えています。

しかし、やはりコンビニエンスストアでの労働条件とドラッグストアでの労働条件にはかなりの差や違いがありますから、自分が働きやすい労働条件を選択できるといってもよいでしょうが、同じ資格でも待遇の差は歴然としていることは頭においておくとよいと思います。

人生の選択肢は常にあなた自身が持っている

CRC(治験コーディネーター)勤務のあなたの人生を変えるために、まず一番注目すべきことは「CRC以外の職場もあることを知る」ということです。
案外、外部と交流がないCRC業界人は井の中の蛙になることが多いです。
自分の会社以外のことを全く知らないというケースも非常に多いようで、勇気を出して一歩外に踏み出せば大きな海が広がっているということを、改めて考えてみてはどうでしょうか。

兎に角、どうしても今の悩みが解決できなければ「別に辞めればいい」「辞めたっていいんだ」「自分は自由に人生を選択できるんだ」と割り切ること。

周囲からの目を気にしたり、あなたの人生と無関係な上司のメンツを立てて、自分の人生を後回しにしてします思考こそが「今の職場を辞められなくなってしまう」ことの最大原因であり、悩みをより深くして人生を間違えてしまう事につながります。

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