イベント装飾会社を辞めたい人へ=つらい職場を上手に辞める方法

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野村 龍一

野村 龍一

医療系転職コンサルタント企業で700名以上の医師転職支援に関わる。近年は医療以外にも様々な業種からの「私も会社を辞めたい」という転職相談が相次ぎ、転職成功者のインタビューを敢行中。2016年12月より一般転職に関する情報提供、人生相談を当サイトにて開始。




記事の目次

イベント装飾会社は業界末端の裏方仕事

野村龍一
今回はイベント装飾会社を転職して、現在は大手PR会社で働いていらっしゃる国定幸平さん(仮名)からの寄稿レポートです。
国定幸平 さん
下請け職の悲哀を味わってきたイベント装飾会社を辞めて、現在ではPR会社社員に転職しました国定と申します。私のイベント装飾会社での経験を聞いてください。

国際展示会やイベントというと、大きなスクリーンの前に立ち、ヘッドフォンマイクで自社商品のプレゼンテーションをする大企業のトップの姿を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。華やかな舞台裏ではさまざまな役割のスタッフが、厳しいスケジュールの中で動いています。

クライアントや、プロジェクトチームの仲間、外注先の担当者や職人さん、など大勢の人たちと一緒にチームとなってイベントを創作できるといった部分で、「イベント装飾の営業」は、やりがいのある仕事であるのは間違いありません。しかしながら実際は、一流企業と装飾会社が直接取引できるチャンスは一部の大手を除いて全くといっていいほどありません。

元受けである大手広告代理店の下請けとして、クライアントのリクエストや機材のメンテ、運営のサポートなどを共同で行います。

規模が大きい施工現場では、罵声が飛び交い、内部衝突が起きている場面をよく見かけることがあります。運が悪いと不手際を理由に責任を押し付けられて最終的にはありえない金額の値引きを要求され、気が付くと赤字・・・なんてことも珍しくありません。

展示装飾はいわば展示会開催の末端の職業であると同時に、会場内にいる出展ブースの施工をどれだけ受注できるかを競う、実力主義社会ともいえます。

イベント装飾会社勤務ならではの、就業中の不満、大変さ、辛さと悩み

辞めたい理由と悩み1:案件獲得の競争率の高さがハンパじゃなく厳しい

提供したサービスへの正当な利益を確保するため、どこの装飾会社もクライアントと直接契約を獲得することに必死です。新人社員はまず、テレアポや現場営業で「数を打ち」ヒットを狙うコツコツ営業からスタートして実績を積み上げてきますが、その先には星の数ほどある同業者との厳しいクライアント争奪戦が待っています。

会場での飛び込み営業や、セールスコールに成功してようやくアポイントにこぎつけても、同じ場所にたどり着いた同業者が大勢いることにビックリ・・皆さんも1度は経験があるのではないでしょうか。100万~200万程度の発注金額の小さい案件でも3社~5社、500万~1000万クラスになると10社以上の同業他社がいるのは当たり前。とにかく競争相手が多い。受注が決まらなければプレゼンの費用は「提案側の持ち出し」。

こんな状況にも関わらず、クライアントに気に入ってもらえる提案をしようと、無償で費用と時間、労力を費やします。企画コンペを勝ち抜くには営業とクライアントとの信頼関係を作っておくことはもちろん重要ですが、それ以上に所属している会社の組織力と経験が、コンペの勝敗に少なからず影響することがあります。

例えば、企画立案から製作まですべて社内で完結できる大手の会社は造作物の構造に精通していて製作コストを削減できる強みを持っています。広告代理店であれば、空間デザインよりもセールスプロモーションに特化した企画で他社と差別化を図ることもできます。

一方で、これといった得意分野を持たない多くの中小企業の場合は、会社が組織として成熟していない限り、営業が1人でどんなに努力してもなかなか結果につながらないことがあります。

クライアントとの直接契約であれば「手間がかかるわりに儲からない」と、大手が受注をしたがらない小~中型案件を細々と拾い続けるか、大型案件の場合はPR会社や広告代理店の下請けとして、関わっていくしかないのが現状です。

辞めたい理由と悩み2:営業成績がいいほど業務量・ストレスはたまるのに賃金だけは増えない

展示装飾の営業は新規のクライアントに対しての、いわゆる「外勤」とすでに獲得した案件を実施するための「発注業務」を同時に進めることが多いですが、クライアントとの詰めの打ち合わせや外注先との作業内容の確認、発注金額の決定などは、意外と時間がかかるものです。

さらに別の現場のスケジュールが重なったりすると、現場を終えてから事務所に戻って終電まで作業・・という毎日を送ることもあります。

とはいえ、施工開始後にその場で仕様変更ともなると、施工が時間内に終わらない事態を招くばかりか、後からビックリするほどの作業代を外注先から請求される・・・などトラブルや利益後退のリスクを誘発するため、手を抜けません。外部業者に依頼するための「発注図面」は、社内のプランナーが担当しますが、彼らもまたプレゼン資料の作成や、獲得した案件の資材や備品の手配など、スケジュールギリギリで膨大な業務量を抱えているため、気持ちよく引き受けてもらえないことがよくあります。悲しいことに獲得案件が多い営業ほどこの事態を招きやすく、「出した図面にあれこれ言うな。」「自分ひとりの実力でやれていると思うなよ」と、あからさまに不満をぶつけられたりします。「クライアント第一」の営業と距離を縮めることは容易ではありません。嫌気がさして「なら自分でやってやる!」と単独行動に走ってしまい、毎日徹夜でやっても終わらない業務量を抱えたあげく、自虐の道を歩んでしまった人もいます。

こうした状況はどこの会社にもあるはずですが、残業代をきちんともらっている人はあまり聞いたことがありません。徹夜現場や海外出張の際に、お小遣い程度の手当てが出るくらいです。展示装飾は1人でプロジェクトを完結することができないため、完全出来高制は導入が難しいせいか、会社の業績によってボーナスに反映するという形をとっている会社が多いです。営業成績をあげている、と自負がある人の中には「ハードワークの割に合わない」「こんなに売り上げているのに」と不満を感じる人もいるようです。

辞めたい理由と悩み3:過剰サービスがまかり通っている業界

苦労して獲得したクライアントや、継続的な受注が見込めるお客様には、できる限りのサービスをしてあげたいと思ってしまうものです。クライアントも同様に「1回目よりも2回目、2回目より3回目の方がよくて当たり前」と無意識にサービスの向上を求めています。

もともと装飾会社の業務、責任範囲がはっきりと決まっていないので、本来ならばクライアントがしなければならない出展準備を、サービスの一環として引き受けてしまうことはよくあります。1回目は感謝されますが、2回目は「やれるでしょ」という雰囲気が漂っているのがとてもよくわかります。断りでもすれば、同業他社と比較して「あの会社はやってくれたのに…」という不満を言われることもあります。この流れで突然クレーマーに変貌されては困るので、仕方なく対応する羽目になります。

展示会がオープンした後、使用したミーティングルームの掃除をしたり、来場者用のコーヒーを買いにいくなどの雑用に追われ、気が付くと完全な「使いっぱしり」と化してしいることもしばしば。こうしたクライアントへの必要以上のサービスが、業界全体の価格競争や現場対応を、ますますシビアにし、結果的に自分たちの首を絞める構造を常態化させてしまっています。

辞めたい理由と悩み4:業界の狭さゆえのしがらみ

展示会の施工期間中は、業界関係者が会場に一斉に集うので、企画コンペで隣の席にいた同業他社はもちろん、いつもお世話になっている外注先担当者と会場で顔を合わせることはしょっちゅうあります。逆にしばらく現場から離れていると「●●会社の〇〇さん、最近見ないけどどうしたんだろう・・」などど、心配されることもあるほど狭い業界です。

床や電気、水道工事などを請け負う施工業者も、主催者をはじめ多くの装飾会社から工事を請け負っているので、発注する請負先が必ずどこかの同業他社と被っていたりします。

繁忙期にもなると同業他社と取り合いになることもあります。日頃から請負先に対しても気配りができていないと、「アテにしていたのに発注を断られた・・」という事態を招くことがあります。業者さんも、自分たちに損益をもたらすような会社とは仕事をしたくないのです・・。

展示業界は、施工期間中に作業をしている人たちの中で、案件ごとにプロジェクチームができているようなものです。そのため、同一プロジェクトや現場でのコミュニケーションがきっかけで、同業の会社をいくつも渡り歩くことも珍しくありません。装飾会社から何人かで独立する動きも多く、従業員5人~20人くらいの会社は、ほとんどがこのパターンです。主催会社や工事を請け負う外注先に転職する人もいるので、この前まで一緒に働いていた同僚が取引先の主催会社に転職してお客様になったり、独立して企画コンペで競う相手になったりすることは日常茶飯事です。このような背景から装飾会社、主催会社、工事請負会社を含め、関係会社の内部事情(会社の不祥事などは特に)は驚くほど浸透しています。

この「情報筒抜け現象」はとても恐ろしいもので、現場で大きな問題を起こしてしまったことが展示会主催者の耳に入に入って信用を損ね、それ以降仕事をもらえなくなった、という事態も実際にありました。同業他社への転職を考えるうえで情報収集については便利な面がある一方で、自分が当事者にならないよう細心の注意が必要です。

では、イベント装飾会社に勤めるあなたはどうすればよいのでしょうか?この先もつらい現実に耐えながら生きていかなけばならないのでしょうか?
いいえ、イベント装飾会社社員の人生を変える解法」はきちんと存在していますので、それを今からご説明いたします。

あなたの「会社を辞めたくなる悩み」への対応策

1.提案営業に付加価値をつける

「どうしてこんなにもコンペに勝てないのか・・」と悩んでしまうあなたは、展示会に出展するクライアントの立場を想像してみてください。出展の目的はもちろん、ブースを構えることではありません。「商品を売りたい」「海外のバイヤーを見つけたい」「会社の知名度をアップさせたい」などさまざまです。人目を惹くブースデザインは、もちろん重要ですが、クライアントの商品を誰よりも勉強して、販売促進や知名度アップのためにどんなことができるかを考えて提案してみることは、大いにチャレンジする価値があります。

斬新なキャッチコピーや、自分がもらったらうれしいノベルティの提案、商品を説明するための展示パネル、来場者に配布するパンフレットの素案を作成して提案するなど、出展ブースでの集客方法などについて、自分なりの見解をプレゼン資料に盛り込んでみるといいと思います。

たとえその方法がベストでなくても、少なくとも「他社とは少し違う提案である」「商品のPRまで考えてくれている」とクライアントに印象付けることはできますし、提案の幅を少しずつ広げていくことで、付加価値のついた提案営業によって、競争相手に少しずつ差をつけていくことができるはずです。また、コンペに勝利した暁には装飾費用に加え、展示パネル、ノベルティ、パンフレットなども受注できる可能性もあり、売上アップにもつながるかもしれません。

日頃から情報収集をして現実的かつ効率的なアドバイスができるようなコンサルティングに近い立場で、クライアントに頼られる営業ともになれば、ダイレクトオファーの獲得も期待できます。

2.営業でありながらデザイン+テクニカルな知識をつけて業界の両刀使いになる

展示会の営業担当者は、大勢のプロに支えられて初めてプロジェクトを完了することができます。逆に言えば、「プロなくして営業は仕事ができない存在」です。

プランナーに企画を書いてもらい、外部の施工会社にブースを作ってもらい、電気や床、現場での作業は職人さんがやってくれます。実際に営業が作業をすることはほとんどないので、社内プランナーの作業量が正しく理解できないで反感を買ってしまったり、外注先からテクニカル面での相談をされても、どうしていいかわからず困ってしまい、怖い職人さんから怒られてしまうことがしばしばあります。

周囲から「勉強不足の営業」というレッテルを貼られないようにするためにも、日頃から現場で作業手順の把握に努めることは重要です。CADやADOBEのグラフィックソフトの操作ができると、社内プランナーとのコミュニケーションもスムーズになりますし、何といってもいざという時に自分で対応することができる、というメリットがあります。

現場ではどんなに準備を万端にしていても想定していない多かれ少なかれトラブルが起こるものですが、職人さんが困った時や、作業工程の報告をクライアントにしなければならない時、自分の言葉でわかりやすく説明できる営業は、周囲から大変信頼され、一目おかれる存在になります。この部分で知識を磨くためには、「わからないことは何でも職人さんに聞く、聞いてわからないことは一緒にやってみる」といった地道な作業を常に実践することで、少しずつ身についていくはずです。

ハード面に詳しい装飾の営業担当者は、業務をできるだけ下請けに丸投げしたいと考える広告代理店やPR会社からも、重宝がられます。営業+αでキャリアアップ転職の可能性も十分に見えてきます。

3.社内営業で管理職を狙う

常にギリギリのスケジュールでクライアントや発注先、現場を走り回るこの仕事は、年齢を重ねるごとにきつくなってくる現実は確かににあります。女性の場合は出産や結婚を機に20代~30代前半で仕事を辞める人が多いです。

不規則な労働時間と徹夜現場などを考えると、とても子育てをしながら続けていける環境ではありません。男性ですと40代、50代でも現場に出ている人もいますが、そのほとんどは独立した人やフリーランスも含めて「管理者」として作業を指示する立場にあります。

逆に「管理者」以外の立場で会社に残ることは、20代と同じ働きをしなければならないことを意味します。実質このタイミングで会社に残るか、独立するか、の選択を迫られることになります。管理職に抜擢される人は「営業成績がよかった人」よりもむしろ社内、外注先、クライアントを含めて「周囲から信頼されている人」が多いように思います。

自分ひとりで走り回るのではなく、会社内外を問わず周囲に気遣いをしながら仕事が一緒にできる人を、会社側は「実績と信頼があり、組織を動かすリーダーシップのある人」と評価をし、管理職に抜擢します。もしあなたが十分な営業成績が出せていないと認識しているなら、周囲に目を配ってチーム作りに一役買ってみることを考えてもいいかもしれません。

4.主催者の展示会誘致にも協力し、装飾費用以外の収入を狙う。

日本国内の展示会に出展するクライアントだけをターゲットに展示装飾の部分だけの業務では、なかなか業績アップは見込めない時代になってきています。装飾会社にとっては主催会社が誘致する出展社が主なお客様ですが、今は主催会社も出展者と来場者を誘致するのに大変苦労しています。

そんな中、展示会主催者との代理店契約を結び、外国の企業に日本の展示会への出展誘致を代行し、出展小間セールスに一役買っている企業も出てきています。

単独では出展が難しい海外の企業を集めて「海外パビリオン」として出展させ、売った平米数に応じて、主催会社が数万円の報酬を支払います。主催会社からしてみれば、外国の企業と出展についてのやりとりを省けることもあって、大助かりです。ある程度の規模の装飾会社で請け負うのであれば、マージンの代わりに基礎工事の受注を交渉することも考えられます。

それが可能になれば1000万クラスの売り上げが約束されることになります。そこまでの語学力がない・・という場合は、気心の知れたクライアントに展示会出展を提案してみる、という方法でもいいでしょう。主催会社の業務のアシストという名目で、うまくいけば、ダブル収入や高額受注を狙える新たな営業手法にチャレンジしてみませんか。積み上げたノウハウや経験は、将来のあなたの財産になります。

5.独立開業する

会社の管理職争いから脱線し、40代~50代で独立して業界に残る人は多いです。人脈、財産、実績、スキルがそろっていればうまくいくはずですが、実際はそれなりに資金がある場合を除いて、かなり厳しいようです。

どんなに懇意にしていたお客さんでも、会社に所属していた時と同じように仕事を発注してくれるとは限りません。あくまで会社に所属していたからこそクライアントとの信頼関係を作れたという事実を受け止め、切り捨てられた時の対応も考える必要ことは重要ですが、特にカリスマ営業だった人は、このあたりを自分の実力だと錯覚してしまう傾向があります。実際に独立直後に所属会社の案件を手伝いに来ていた人もいます。

また、所属していた会社と険悪になってしまうと、外部発注先からも仕事を受けてもらえないという事態も実際に起きていました。こうしたマイナス面がありつつも、それなりに成功している人は、もちろんいます。生活に必要なお金は工面できて自分の働き方を選べるという点では成功と言えるかもしれませんが、長時間労働や過酷な労働環境は今までと何ら変わりはなく、総合的に見て大成功しているとはいえない場合がほとんどです。

今までの人脈をアテにしすぎず、すべてを白紙にし、新しい事業にチャレンジするなど、初心に戻ってゼロからスタートできる意気込みであれば独立を検討してみてもいいかもしれません。

6.イベント装飾会社を辞めて他業界へ転職する

上記のような努力を今まで散々行ってきたが、どうしても自分自身の将来に方向性を見いだせない場合…そんなときは、素直に他業界に転職することを決意するのもありでしょう。

他業種への転職…不安はよくわかります。

しかし、まくイベント装飾会社の勤務を抜け出して、人生の立て直しに成功した人の多くは、イベント業界以外への道を選択した人々なのです
この件について、以下でより詳しく説明いたします。

イベント装飾会社の辞め方とタイミング

辞め方とタイミング1:退職日は繁忙期を避け、引継ぎ、後片付けなどをしっかりして円満退職を心がける。

転職、独立に関わらず所属していた会社がクライアントになったり、困った時に助けてもらうなど、また協力関係になる可能性は十分にあります。なるべく前向きな理由で円満退職をして、退職後も連絡が取りあえる関係を維持できるよう努めましょう。

勤続年数が短い場合は3か月くらい前に上司に退職の意向を伝え、1か月前までに辞表を提出し、引継ぎメモなどの準備を怠らなければ特に問題はありません。10年以上勤めた場合、引継ぎも数か月かけて丁寧に行う必要があります。

特に繁忙期を挟む時期は、離職のタイミングについて会社の意向も考慮することが望ましい場合もあります。状況によってできる限り応じてあげると好印象です。退職を決めたとたん、長期の有給消化に走る人も何人かいましたが、当然のことながら会社から反感を買い、その後一切のかかわりが絶たれてしまっています。

辞め方とタイミング2:転職活動はなるべく退職後に行う

在職中に転職活動をして、次の職場を決めてから退職するという考えもありますが、実際にしてみようとすると、非常に難しいものです。転職エージェントなどに相談に行く程度であればまだいいのですが、面接などはほとんどが平日に設定されるので、業務時間中に抜け出さなければならないこともあります。仮に退職の意向を会社に示す前であったとしても、

毎日同じ事務所で仕事をしている周囲の同僚には、その行動はバレバレです。また、転職活動と引継ぎを同じタイミングでやっていると、どうしても引継ぎ業務がおろそかになってしまい、会社に迷惑をかけることにもなります。転職活動はできるだけ退職後、もしくは有給消化などで出勤する必要がなくなってから、集中的にやる方が効率的だと私は考えます。

辞め方とタイミング3:クライアント、外部関係者との意見交換

クライアントはもちろん、これまで担当するプロジェクトを一緒に作り上げてくれた外部業者さんとも退職後、一緒に仕事をする日が来るかもしれません。同じ業界で独立するのであれば、業界関係者とのコネクションはのちに大きな財産になります。

退職日が近くなったら、自分のクライアントや外注先などを訪問して、これから自分が考えていることや、目指していることを話したり、どういった協力関係が考えられるかなど率直な意見交換をしてみると新たな発見があるかもしれません。

イベント装飾会社の勤務経験が優遇される、より就労条件のよい「おすすめ転職先」の例

1.広告代理店・PR会社に転職する

これまでいくつものハードルを乗り越え、より大きな舞台でリーダーシップが発揮できる自信のあるあなたには、広告代理店、PR会社への転職がおすすめです。

展示会では1000sqm以上の大型案件が直接受注する立場となって、以前よりもやりがいのあるポジションならではの醍醐味を味わうことができるでしょう。企業独自に開催する展示会やキャンペーン、フェスティバル、コンサートなど展示会以外のイベントの企画・準備・運営のほか、インターネットやSNS等を使った情報収集や宣伝活動など、「トータルプロデュース」と呼ばれる新たな分野にもチャレンジすることができ、装飾会社で培った営業力、マネジメント力、企画力などのスキルを幅広く生かして、自分の可能性をどんどん試していける環境でさらなるスキルアップも期待できます。

一般の装飾会社の年収は300万~よくて500万といったところですが、大手広告代理店なら500万~1000万円。中途採用者は契約社員からのスタートが多いようですが、それでも給与水準、賞与水準、昇給水準も装飾会社よりは高い傾向にあります。

ただし、大手であればあるほど競争率は高いので、装飾会社にいる間に雇用について相談できる人とのコネクションが作れるとベターです。

2.外国の展示会関係の会社に転職する

英語、中国語といった語学が堪能なあなたは、外国の展示業界に転職することをお勧めします。海外転職専門の転職サイトや、自分の行きたい国のコミュニティサイトなどで採用情報を入手し、海外の展示会・イベント会社に現地法人の日本人営業スタッフとして就職します。求人はアジア方面だと比較的簡単に見つけられますが、いわゆる「現地採用」ですので、日本の社会保障がなくなることと、現地レートの給料になってしまうというデメリットがあります。

また、外国は日本よりも実力重視社会なので、あっさり切り捨てられる可能性や失敗のリスクは否めませんが、日本人である、という付加価値のついたビジネスを試してみるチャンスが大いにある環境といえます。

海外で生活し、現地の人と一緒に仕事をすると日本との文化や習慣の違いをリアルに感じるようになります。働き方に対する考え方も、国によって日本とは全く異なるので気苦労が絶えません。アメリカの展示会では、現場で働く作業員たちの労働の場を守るため、荷物を搬入するのはA社、ブースを作るのはB社、グラフィックを調達するのはC社、といったように「完全分業制」が徹底されていて、とにかく融通がききません。現場にいた人に「ソファのサイズを変えて」と言っても「私たちの仕事ではないからできない」とあっさり断られたりします。

ヨーロッパの展示会では、作業員の昼食休憩が2時間という規則があり、まだ全然ブースが出来ていないのに作業員が現場からいなくなってしまい、途方に暮れる想いをしたこともありました。中国では、納品された造作物が図面と全く違うものだったことがあり、オープン前日に工場に行き、また違うものを作らないよう夜通し立ち会った経験もあります。

現地事情を全く知らない日本のクライアントとマイペースな現地スタッフの間に挟まれて、ツライ立場に追いやられることもあります。

しかしながら、日本でなかなかモノが売れない中、外国に販路を広げたいと思っている日本企業はニーズがあるのは間違いありませんし、出展費用対効果のリスクへの懸念から外国への出展を戸惑っている企業もあります。こうした日本企業への海外展示会の出展サポートや、販売戦略について現地事情に精通した日本人であるあなたに、日本語で直接相談できるということは、クライアントにとって非常に心強いものになります。

3.全くの他業界、他業種の広報職等に転職する

「残業続きの毎日から脱却したい。給料は下がってもいいからストレスのない生活をしたい。」過酷な労働環境と現場に心身ともに疲れ切ってしまったあなたには、装飾会社よりは残業の少ない自治体、公益法人などの非営利団体に転職し、広報を担当することをお勧めします。

こちらも正社員ではなく契約社員や嘱託といった有期雇用での募集が主流で、1年更新が原則ではありますが、欠員が出ない限りは募集をかけることもないので、比較的安定して何年も継続して働けるところもあります。

タイミングによっては正職員に登用されるチャンスもあります。臨時職員での採用の場合、給与は手取り18万程度で、賞与や昇給もありませんが、残業もほとんどありません。公共団体独特のルールや古い体制、民間会社以上の年功序列文化などに、はじめは違和感を感じることがありますが、それが我慢できれば、プライベートを充実させるには最適の労働環境です。

「企画広報課」などに所属できれば、団体のPRとしてホームページやSNSを利用した情報発信や、会報誌の編集、会員や一般向けのイベントや講座の企画、運営などを任されます。展示会でプロジェクトマネジメント経験があれば、充分に能力を発揮できる環境です。

これではまだ少し物足りない・・という方は、メーカーなど特定の企業に転職し、社内の広報担当として、商品PRのためのセールスプロモーションやイベントの企画などで活躍できる場を探してみるのもいいかもしれません。前職での経験を生かしてかせる要素があるのは間違いありません。

人生の選択肢は常にあなた自身が持っている

イベント装飾会社勤務のあなたの人生を変えるために、まず一番注目すべきことは「イベント業界以外の職場もあることを知る」ということです。
案外、外部と交流がないイベント業界人は井の中の蛙になることが多いです。
自分の会社以外のことを全く知らないというケースも非常に多いようで、勇気を出して一歩外に踏み出せば大きな海が広がっているということを、改めて考えてみてはどうでしょうか。

兎に角、どうしても今の悩みが解決できなければ「別に辞めればいい」「辞めたっていいんだ」「自分は自由に人生を選択できるんだ」と割り切ること。

周囲からの目を気にしたり、あなたの人生と無関係な上司のメンツを立てて、自分の人生を後回しにしてします思考こそが「今の職場を辞められなくなってしまう」ことの最大原因であり、悩みをより深くして人生を間違えてしまう事につながります。

転職コーディネーターに無料相談することから始める

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