大手企業マーケティング担当を辞めたい人へ=つらい職場を上手に辞める方法

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野村 龍一

野村 龍一

医療系転職コンサルタント企業で700名以上の医師転職支援に関わる。近年は医療以外にも様々な業種からの「私も会社を辞めたい」という転職相談が相次ぎ、転職成功者のインタビューを敢行中。2016年12月より一般転職に関する情報提供、人生相談を当サイトにて開始。




記事の目次

大手企業マーケティング部と言えども、安定安泰とは縁遠い時代になっている

野村龍一
今回は某大手H社グループでマーケティング担当をされていた木本廉太郎(仮名)さんからの寄稿です。
木本廉太郎さん
昨年までHグループでマーケティングをやっていました木本です。

まずは簡単に私が勤めていた大手家電H社の紹介から。

私の経歴はH社勤務で業界最大手電機メーカーで勤務エアコンの販売、メンテナンス、その他の家電に関しても、マーケティング勤務です。
H社は1910年から続き歴史ある電機メーカーです。
そのため社内はかなりエリート主義的な面が残っています。
H製作所自体も多数の子会社を抱えているので、すべてのグループ傘下の子会社を合わせると、200会社近くになります。
グループ全体の社員の数は3万人ほどで、国内最大の電機メーカーでしたが、近年白物家電の販売業績が思わしくなり、H社アプライアンス等の子会社は他の外国企業とのM&Aなどを始めています。

業績の良い子会社、悪い会社と分かれりH社グループですが、社員は毎日みなさんかなり規則正しく出社してお仕事をしています。
社内のイメージも結構生活感があり、オフィスもかなり広く、働きやすい環境、また福利厚生も充実しているので社員は安心して仕事に従事することができる環境ですが、白物家電の業績に落ち込みによってH社アプライアンス等、また白物家電販売はあまり良い業績ではないので職場でのリストラなども始めています。

入社する場所によって若干の対応や会社内での感じも異なり、また出世できるかどうかも後に影響します。

業績が良く安定している子会社に入社すれば、社内の感じも良く、穏やかな勤務が可能ですが、そうでない業績が良くない子会社に入社すると、散々こき使われ、時には怒鳴られることなどもあります。

部長クラスになると、子会社の社長に売り上げに関してプレッシャーがかかり、部署の感じもかなりストレスが溜まります。

そんな中2年、3年と続けていると会社を辞めたくなる同僚、また退社していく方もかなり多く、多くが会社内の人間関係や、他の会社への転職を望む方もいました。

大手企業マーケティング業界ならではの、就業中の不満、大変さ、辛さと悩み

大手企業のマーケティングのリサーチの仕事はデータ処理、データ作成、報告書の作成など、多岐にわたり仕事をこなすため勤務は大変です。

特に市場リサーチなどは核会社商品やサービスについての値段などを事細かく調査します。
そのため一つの調査に1週間以上かかるような膨大なデータ調査も行います。

辞めたい理由と悩み1:マーケティングの市場調査にはかなり時間を要することになり残業になることもしばしば、

H社での働き方のデメリットとして残業が多いのが難点です。
部署はマーケティングで、広告、デザインに関しての仕事だけでなくグラフ作成、市場調査、また、さまざまなデータ作成を行います。

調査にはかなり時間を要することになりほぼ毎日残業になることが多いです。
出世すればそれなりにお給料ももらえるようになりますが、かなり時間がかかります。
勤務していると社内の風潮に合わせていれば結構居心地がいやすい会社ではありますが、残業しないと出世しないような会社です。

またお給料の面でも不平不満を言う人も少なく、多くの社員がお給料制度に満足していますが、土曜勤務になることもしばしばあります。
部長クラスに出世しても残業が多く、仕事量が多いので個人で責任をもって対処していかないと仕事の山が積もってしまいます。

辞めたい理由と悩み2:とにかく上司にゴマすり企業なので、付き合いが面倒くさい、急な海外赴任も

上司にゴマすり企業なので付き合いを怠ることが出来ません。
30代中堅のキャリアで役職は主任程度、H社での出世には時間がかかります。
学歴次第で出世コースに乗るか乗らないか分かれます。
高学歴で東大OBも多く上司に頭が上がらない会社です。

世界的な支社を持っているので販売拠点は日本だけではありません。
H社グループの支社は中国、米国、南米、ヨーロッパ、マレーシアなど、世界各国にあります。

世界のどこでもH社製品が買えるため、上司との折り合いが悪くなると転属ということも、スタッフも海外勤務になる可能性も十分にあります。

しかし、勤務地が遠くなっても会社は社員の保証は手厚く、住居手当、また運転手付きと様々な場面で良い待遇を受けることができるのもH社ですが、転勤と言われたら従うほかありません。
マーケティングの部署でも、その他の地域、国での勤務になることもあります。

更に上司に指示され視察をしたり現地の状況を把握したり勤務地の変更が多いメーカーです。
新卒者の入社希望者は多く、入社の倍率も高い会社で入社すれば結構働きやすく給料面、福利厚生もかなり安定していますが、急な転勤命令には参ります。
そのために上司とは常に仲良くしておかないといけない企業とも言えます。

大手の電機メーカーなので社員への保証も手厚く、一人一人が働きやすいポジションを得ることができます。
しかしそれでも業績の悪い子会社に入社してしまうとリストラなどもあるので、上司と良い関係を保つ必要があります。

辞めたい理由と悩み3:大変、辛いが多くの雑用をこなしながらキャリアアップ

毎日、8時半には出勤するのが鉄則です。
出世すれば9時出勤でもOKな子会社もあります。仕事内容は多岐にわたりますが、マーケティングや規格での仕事内容は主に売れている支店別のデータ作成、また、各部分パーツごとの価格表づくり、企画、イベントに参加する際の準備、広告、カタログの配送など多岐にわたって仕事をしていきます。

出世するまでに時間がかかり、更に見習い期間中は上司にこき使われます。

そのため、やはり大変と感じるのが人間関係や上司との関係ですが、社風でもあり、かなりの量の雑用をこなす必要があります。
入社2年目までは多くの注文をうけながらキャリアアップしていくのがH社です。
工場への視察なども行きますし、商品や取り扱っているサービスを社員が勉強するようにカリキュラムにしたがい社員生活を送ります。
社員も引き続き商品知識などの勉強が必要となります。
年に数回取扱いしている製品へについてのテストも行います。
成績が悪い社員は「クビ」の恐れもありなのです。

では、大手企業のマーケティング部に勤めるあなたはどうすればよいのでしょうか?この先もつらい現実に耐えながら生きていかなけばならないのでしょうか?
いいえ、大手企業マーケティング部勤務の方の人生を変える解法」はきちんと存在していますので、それを今からご説明いたします。

あなたの「会社を辞めたくなる悩み」への対応策

1.残業にならないように、昼休みを潰して働き続ける

残業が多いので、早く帰宅したければ時間内に自分の仕事を片付けるということにつきます。
上司から投げられた仕事はすべて自分の責任次第です。

また仕事の仕方も大切です。
基本的にwordとEXCELが上手に使えないと、核データ作成に時間ばかりかかり、更に上司から投げられた仕事がたまるばかりです。
工夫しながら時間をかけずにデータ作成をするテクニックを身に着けないと仕事に時間がかかるばかりです。

2.学歴重視なので厄介な上司が多く、出世することでこのような上司から解放されることを目指す

週に部署ごとに2,3回、大小異なる会議を行います。ミーティングを行い社内の方針に従い任務をこなしていきます。

そのため学歴重視の中、会社の上司が言うことをしっかり守りながら仕事をしていくことになります。
初めは結構うるさく言われることもありますので、継続的な勤務は、多少の忍耐力が必要になります。

社内でのコミュニケーションも非常に重要です。
必要ならば会社の営業や企画、経理との会議を行い会社全体の流れに従いながら任務をこなしていきます。

そんな環境なので上司との人間関係を重視してしまいます。
特に出世することで、うるさく言われないようになり会社内の自分のポジションを得ることが出来ます。

更に出世すれば現在の会社でのおおよその年収は主任職で、380万円です。
ボーナスは、夏は月給2ヶ月分・冬あります。月給5ヶ月分で、約180万円でした。
初任給は、大卒で入社し、18万円でしたが、5年以上勤務して主任の役職がつけばその分の役職手当がつきます。

3.仕事以外の時間を充実させてQOLを向上させる

仕事中に何かと注文を付けるのでストレスがたまりやすい会社なのでまずは自分でもアフター5にスポーツなどでストレス発散が必要、人間関係に悩むのは職場において自分がどのようなポジションでどのような役割をしているかにもよります。

同僚やそのほかのスタッフとの人間関係に悩むよりも仕事に集中するか出世をするか目標を定めたほうが仕事がしやすいです。

年収や働き方は、初任給など環境やお給料の面では非常に満足できる会社です。
ボーナス制度もありますし、また会社内での食事、宴会などもあります。

初任給は普通ですが、勤務していくと給料が上がる仕組みになっています。
しかし、その反面リストラもかなり多く、会社に残るか残らないかは実績や会社での勤務状況などによります。
継続的に勤務していくために人間関係は常に丁寧にが原則です。

また、休暇が取りづらいため、前もって上司に休暇を取りたい日にちを伝えておく必要があります。
かなり忙しく働かせるため忘れがちな休暇ですが、しっかり計画的に自分で休みたい日を予約しておかないと、そのまま休暇を利用しないで一年が終わってしまいます。

4.思い切って転職して人生転機を計る

とはいえ、この会社・業界にどうしても我慢できずに退職する方や、リストラを理由にグループからキックアウトされてしまう人は後を絶ちません(私もその一人です)。

どうせどう転んでも自分の人生なのですから、思い切って退職・転職をすることで、閉塞していた自分のキャリアのカラを破るということも、時には必要なのだということを痛切に感じています。

もし転職を考えているならば、タイミングを逸しないように「善は急げ」の気持ちで行動する方が、結果的に良い出会いに恵まれることが多いと知っておくべきでしょう。

他業種への転職…不安はよくわかります。

しかし、まく大手企業マーケティング部勤務を抜け出して、人生の立て直しに成功した人の多くは、マーケティング以外への道を選択した人々なのです
この件について、以下でより詳しく説明いたします。

大手企業マーケティング部の辞め方とタイミング

辞め方とタイミング1:業務引き継ぎは抜かりなく

気を付けることは仕事の引継ぎ、後任に迷惑にならないようにやめる前から計画的に跡継ぎをする必要があります。
責任あるポジションに勤務しているならば、会社とののちのトラブルにならないように仕事の引継ぎは責任もって行いましょう。
出来れば自分の後任に当たる人材を上司と確認しておくこと、自分が担ってきた責任を後任の人材に的確に教えて退職しましょう。

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辞め方とタイミング2:失業保険の手続きを忘れずに

退職金、またその他の失業保険の手続き積立金の手続きをスムーズにこなすために経理の責任者と自分の状況を確認しすべきです。
退職する際には大手の企業は厚生年金を支払っています。
辞める前に一度金額を確認しておきましょう。
経理の責任者から退職金の受け取り方なども指導してもらうと転職の際にも便利です。

辞め方とタイミング3:データ流出は絶対に禁物

大手企業なのでデータ流出、データの持ち出しは厳禁です。
退社の際には注意しましょう。
会社から借り入れしている鍵、パソコン等もそのまま返還します。
これは企業に勤めるサラリーマンとしては基本的なルールです。

企業は大切なデータを多く保有しているので会社内のデータを外に持っていくことすら禁止しています。
会社の所有物と自分の所有物を分けて会社を出ましょう。

大手企業マーケティング部の勤務経験が優遇される、より就労条件のよい「おすすめ転職先」の例

1.他企業のマーケティング部署に転職する

マーケティング勤務を退社してもスキルは身についているので、その他のマーケティングの部署がある企業でも転職が可能です。

H社の長年の競合他社といえばT社でしたがT社は今経営難となり大変な状況です。
半面2017年の営業利益は過去最大となったH社は、子会社の切り離しやM&Aによって赤字になる子会社を売却し不良債権を抱え込まないように対処をしてきました。
同じような家電メーカーの売り上げは年々、落ちています。

どこの会社もリストラを行っているので、大手メーカーの家電関係の職場はあまりお勧めできません。
そのほかの商品やサービスを取り扱っているマーケティングの部署がある企業に転職しても良いと思います。

2.スキルアップを優遇してくれる他メーカー企業に転職

取り扱う商品やサービスによって将来的な展望も異なります。
転職するならば将来性があり、条件も優遇してくれるメーカーに転職したいところです。
現に勤務していたH社は商品は白物家電の売れ行きが悪くなったので、主に医療機器の販売などに力を注いでいます。

また海外ではインフラ整備においてもH社の技術力を持って電車開発、またネット事業開発、デジタルアンテナ、企業用エアコンの販売などを行っています。
更にH社建機などは建機のリースなども海外で行っているのでH社全体のサービスは非常に多様、中には営業利益がよい分野、悪い分野に分かれます。

転職するにあたり、景気の良い分野の会社に転職し、更に経験や実績を優遇してくれる会社への転職がお勧めです。

3.データセンター等のマーケティング技術が応用できる職種に転職する

マーケティングの勤務は調査なども行うためにデータセンターのお仕事にも転職が可能です。
基本的なWORD 、EXCELの利用のほかにもグラフ作成、売り上げ利益表などの作成も可能であれば、データ管理の仕事も可能でしょう。

そのため、大手メーカーに勤務したことがある方は大幅なスキルアップをしているはずです。
工場の管理、徹底し、製造コストを下げたりしながら、商品の開発をしているのでデータ作成能力などが身に付きます。
WORD 、EXCELの利用においてはエキスパートになることが出来るので、転職してもどこの企業でも十分に活躍できるはずです。

今後の展望が望める会社に入社をすることをお勧めします。
給料面ではのボーナスもらえ、今までの実績を評価してくれる会社への転職をお勧めします。働きやすい環境が整っている会社への転職、残業がない会社なども選択枠に入れておきましょう。

人生の選択肢は常にあなた自身が持っている

大手企業マーケティング部勤務のあなたの人生を変えるために、まず一番注目すべきことは「大手のマーケティング部以外の職場もあることを知る」ということです。
案外、外部と交流がないマーケティング業界人は井の中の蛙になることが多いです。
自分の会社以外のことを全く知らないというケースも非常に多いようで、勇気を出して一歩外に踏み出せば大きな海が広がっているということを、改めて考えてみてはどうでしょうか。

兎に角、どうしても今の悩みが解決できなければ「別に辞めればいい」「辞めたっていいんだ」「自分は自由に人生を選択できるんだ」と割り切ること。

周囲からの目を気にしたり、あなたの人生と無関係な上司のメンツを立てて、自分の人生を後回しにしてします思考こそが「今の職場を辞められなくなってしまう」ことの最大原因であり、悩みをより深くして人生を間違えてしまう事につながります。

転職コーディネーターに無料相談することから始める

自分自身でまず何をしてよいかわからないならば、人材紹介会社に登録するのも手。
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また、辞めづらい今の職場で、(転職先を紹介してもらった後に)スムーズに次の職場に移動するための方法やタイミングなどもしっかり教えてくれますよ。

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