転職面接実況中継シリーズ5(インフラ系/業界No2) – 戦略的に会社を辞める転職技術

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越川正志

越川正志

有力な転職コーディネーターと協力する形で、某電力会社から某大手総合商社に転職を成功させました。商社へ転職希望の方は、私の転職成功例と方法論を、是非参考にしてみてください。

私のこれまで受けた面接や経緯、反省を含めた振り返りなどを皆さんのご参考まで、紹介していくシリーズの第五段の今回は、ご紹介する会社数としては7社目にあたるG社(インフラ系/業界No2)です。

このG社は、前職と同じ業界の数少ない会社でしたが、大手転職支援会社の転職エージェントの紹介で選考プロセスが進むなど、振り返ると、あまりないパターンでした。

結果的に有休を二日も取得し、新幹線で二度も、G社本社のある大都市に出向き、SPI試験まで受けたものの、こちらの希望と先方の求人ニーズのギャップが埋まらず、途中で選考が終了することになりました。こういう選考の終わり方も他では経験がなく、ある意味、異例尽くしの選考プロセスでした…。

異例なものからほど、学ぶべき点も多々あると思いますので、今回は背景なども含め、ご参考まで整理していきたいと思います。




転職面接までの経緯

6年前の現職への転職から3年が経ち、転職から最低三年間は腰を据えて、頑張ろうと思っていた期間を超過したこともあり、現職で限界も感じていた時期でもありました。
現職の仕事だけに没頭していると、視野も狭くなるので、お付き合いのある転職エージェントにコンタクトして、メールで相談したり、平日のお昼に会社のそばのレストランでお昼をご一緒して、ざっくばらんにキャリア相談(含む、現職でのお悩み相談(笑))などをしていました。

今から、ちょうど3年ほど前になりますが、G社に関しての新聞記事を見て、私の希望する国内での新規事業開発関連のポジションでの採用ニーズがあるのではと考えました。
そこで、前回の転職時(前職から現職へ)に面談をしていた大手転職支援会社のうちの1社の所属の女性転職エージェントにコンタクトしてみました。

この女性転職エージェントは、前回の転職時にお付き合いのある某社を非常に熱心に勧めてくれて、G社と同じ業界にも人脈、紹介実績を有しているとのことだったので記憶に残っていました。

実際にはこの転職エージェントは東京の担当で、G社は別の担当が社内にいて、つないでもらい、G社に確認したところ、新聞記事で出ていたのとは、別に、海外事業開発関連のポジションで求人ニーズがあることが判明しました。
ただ、私の希望する国内新規事業関連のポジションも求人ニーズが潜在的にはあるかもしれないということで、書類を送付することになりました。

その後、求人の出ていた海外のポジションで一次面接を受け、SPI受験を受験しました。
高評価を得て、二次面接にも呼ばれましたが、結局、二次面接で双方の希望の相違が明確になり(詳細は後述します)、同日に予定されていた役員の最終面接も直前でキャンセルとなり、選考は終了となりました。

選考の流れ

  1. 一次面接(採用部門の課長3名、人事担当の1名の合計4名)
  2. SPI受験(Web試験)
  3. 二次面接(採用部門の部長2名、人事部の課長および同部担当者の合計4名)
  4. *先方役員による最終面接が予定されていたものの、直前でキャンセルとなり、選考終了

選考のアレンジについて

上記の通り、G社で求人ニーズが顕在化したいたのは、海外事業開発のポジションでした。
私自身は現職で海外の仕事をしていたものの、国内市場でビジネス機会も増えていて、自分自身がより人脈や知見が活躍できるのも、国内関連のポジションだろうと考えていたのが、転職を視野に入れていた最大の理由でした。

G社は、私の経験のある業界の中核会社の1社で、今後、国内での事業展開(特に関東圏で)に力を入れていくことはその時点で予見はできてはいました。

そうした状況もふまえて、転職エージェントはまずは、今回の海外のポジションに応募して、面接を受けるだけ受けて、部長や役員などのしかるべきポジションの人が面接に出てきた段階で、国内の仕事をやりたいという思いをぶつけてはどうかというかなり、他力本願な応募戦略を提案してきました。

私自身は、あくまで国内のポジションでないと転職する意味はないので、海外ポジションの求人に応募するのは得策ではないのではないか?と何度も伝えました。
ただ、転職エージェントから、なかなかない機会ですから、今回、挑戦しないと次はいつあるか分からないと半ば、脅しめいた話をされ、職務履歴書、履歴書を提出して、応募することを決めました。

一次面接関連

そんなやや心配なアレンジの元で応募した書類選考は、一週間ほどで通過し、無事に一次面接に呼ばれました。

前述の通り、G社は東京から新幹線で移動が必要な某大都市にあり、有休が取得できそうな日程で、一次面接の日程調整をしました。
(往復の交通費はG者側で出してもらえたのは、助かりました。)

一次面接は、先方が海外部門の課長が3名も出てきてくれて、冒頭、先方からパワポ資料で、会社、部署紹介をしてもらうことでスタートしました。
相手が多いので、任せておくと、相手ばかりが話す流れになりそうだったので、パワポに関しての説明を聞きながら、こちらからも、合いの手を入れる形で3つほど、関連の質問をしました。
(この質問をしたことで、相手も、さらに関連の説明をしてくれて、より理解が深まりました。)

一通り、先方からの説明を聞いた後で、今度は、同席した人事部の担当者から、一分くらいで自己紹介をした上で、転職理由を説明してほしいとの話がありました。
正直、一分での自己紹介は無理があり、多少の時間超過はしましたが、新卒から、前職でしてきた仕事を社費のMBA留学経験も交えて、概要を説明しました。

転職理由に関しては、最初に「転職理由は大きく分けて三点ありまして」と頭出しをしました。こういう切り出し方を回答の最初にすることで、聞いている面接官側は、ポイントとなる三点も聞き逃さないようにしようと集中して、メモを取ったり、話を聞こうとしてくれることが多いです。

三点に関しては、

  1. 現職での仕事の状況とそれに対して感じている限界
  2. 現職の会社組織やカルチュアに対して感じているギャップ
  3. 転職から3年経過し、年齢的にも40歳という節目を迎え、将来のことをいろいろ見直し、再考するタイミングと考えていること

を挙げて説明しました。

今では、パターンを多少、アレンジしていますが、3点に集約することで相手もポイントが理解しやすく、説得力も増すように感じています。

その後、事前に転職エージェント経由で送付していた職務履歴書を蛍光ペンを引きながら読み込んでいた面接官2名から記載事項にあった投資先の事業会社管理をどのようにしているか、大型のプロジェクトのマネジメント経験、現職での海外M&A入札案件の事業性評価の経緯、担当した役割などに関して、わりと突っ込んだ質問がありました。

複数の面接官が、職務履歴書を蛍光ペンまで引いて読んでくれていたことに感銘を受けると共に何を聞かれるのだろうかと緊張しました。
考えてみれば、既に社会人経験も20年近いので、自分の職歴とはいえ、時系列など怪しいところもありましたが、苦労した経験や自分なりに工夫して結果を出せた事項にフォーカスして回答するようにしました。

面接の最後に、人事の担当者から、給与水準が残業代込みでも、現職との比較では300万円近く落ちることに問題ないかと聞かれ、家族もいるので、ある程度の給与レベルは生活上、必要だが、仕事内容優先で考えたいと回答しました。

二次面接関連

一次面接から1週間ほどで転職エージェントから連絡があり、求人をかけている海外開発要員として、一次面接で高評価をしたので、二次面接に進んでほしいとの連絡がありました。

この時点で、再度、転職エージェントに海外のポジションなら転職する気はないので、国内のポジションで求人がないなら、一旦、選考を辞退した方がいいのではと相談しました。

転職エージェント側も私がもともと、面識にあった東京側の担当とG社の企業担当で東京以外の都市在住の人との連携、情報共有が不十分と感じるところもあり、もやもやした感じは残りましたが、結論としては一旦、進めているプロセスなので、行けるところまで進めるべきとの話になりました。

二次面接は、面接官が採用部門の二人の部長を含むものだったので、日程調整に時間を要し、その間にSPI試験も受験した上で、二週間後に再度、G社のある都市に新幹線で出向きました。
(余談ですが、SPI試験も久々に受けると頭が回転しないので、確率の問題他、頻出問題の対策はしておく方がいいと思います。SPI試験対策に関しては、別の回の記事で整理してみたいと思います。)

そんなこんなで受けることになった二次面接ですが、冒頭で、一次面接の面接官の課長が揃って、海外要員として高評価しているとのフィードバックがありました。

続いて、G社が面接の直前に出していたプレスリリースの海外案件の話題となり、あなたなら社内でこの案件をどのように説明し、PRするかとの少々、風変わりな質問を受けました。
(一応、その案件の新規性や発展可能性を軸に回答案を説明しましたが、何が受けるのかとか、その案件の投資の狙いなどの社内事情までは分からないので、回答が難しい質問ではありました。)

面接の中盤で、さすがにもう切り出さないと、海外要員としての採用の話で進んでしまうと考え、こちらから、前職および現職での経験を活かして、海外案件開発の仕事ももちろんこなせるが、今後は、国内の新規事業で人脈、知見を活かしたいと伝えました。
(国内仕事をしたいとういうのが、今回の転職理由の最大のものだとも言及しました。)

すると、いい雰囲気だった面接の雲行きが急激に怪しくなり、面接官の部長のうちの1名は難しい顔で腕を組んだまま、全く発言しなくなりました。
(嫌な冷汗をかきました(泣))最終的には、もう一名の部長が「今回は、あくまで、海外案件開発のポジションでの求人なので、国内業務を行うポジションを希望するなら、今後、そうした求人が出てきたときに再度、応募してほしい」と言われました。

面接後、転職エージェントから、午後に予定されていた役員による最終面接はキャンセルとなったとの連絡があり、選考プロセスは終了しました。

今回の面接での反省点

もともと、私はG社で国内の仕事ができるポジションを希望していたので、海外要員を募集していたG社とは入口の部分で大きなかい離がありました。
(海外の仕事をするなら、現職にとどまればよく、その方が処遇条件もいいわけなので、転職する理由がなかったわけです。)

それにも関わらず、紹介してくれた大手転職支援会社の転職エージェントは、とりあえず、求人のかかっている海外ポジションに手を挙げて選考を進めて、高評価を得た上で、選考過程の中で、国内の仕事もやりたいというPRをすることを勧めてきたわけです。

現実的には、入社後に海外の仕事を数年やった後で、社内異動で、国内の仕事をできる部署に異動させてもらえる可能性にかけるというシナリオでしたが、やはり、無理があり、二次面接で終了となりました。

振り返ると、このG社の選考プロセスは最初から、かなり無理がありました。
転職エージェントも私の希望をふまえて、適職を探すというよりは、とりあえず、募集がかかっている海外ポジションに押し込んで、紹介手数料をもらってしまえば、それでOKというスタンスだったように推測しています。

背景としては、G社は、いわゆる日本の伝統的な大企業で、国内事業が本業の会社です。そうしたこともあり、人材も新卒で育成してきたプロパーの精鋭が国内事業要員としてはいたわけです。

そういう人材構成の中で、中途採用で補充が必要なのは、英語を使いこなして仕事をする海外要員という整理だったと思うので、そもそも、私の希望とはギャップが大きかったのではないかと思います。

結局、G社の面接のために会社を2日休み、日帰りでしたが、新幹線で一日がかりで、移動することになり(車中はずっと、会社の仕事のメールの処理をしていました)、丸二日を費やしましたので、不完全燃焼感の残る二次面接の終わり方に徒労感も大きかったのが正直なところです。

その後、G社が国内ポジションの求人をしているとの話は聞きませんが、仮に求人がかかったとしても、私の場合、一度、海外ポジションで面接を受け、プロセスが途中で終了していることが、マイナスに響く可能性もあるかなと考えています。
そういう意味では、転職エージェントの意向に押し切られずに自分の判断で、二次面接を受けるのをやめておけばとかったと反省もしています。
(よい経験とはなりましたが)

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