携帯ショップ店員を辞めたい人へ=つらい仕事と会社を上手に辞める方法

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北野筆太

北野筆太

ブラック企業の取材などを主なテーマにしているライター。実際の転職経験者にインタビューをすることで、労働者が煮え湯を飲まされるその業界ならではの特殊事情やゆがみを探り当て、「就業する前に(転職する前に)知ってほしい体験談記事」を日々執筆中。
携帯ショップ店員を辞めたい人へ=つらい仕事を上手に辞める方法

携帯ショップ店員を辞めたい人へ=つらい仕事を上手に辞める方法




最新の携帯やスマホを手に、顧客とコミュニケーションを取りながら楽しく仕事ができるはずの携帯ショップ店員。なぜ辞めたがる人がここまで多いのか?

正社員としてだけではなく、アルバイトや契約社員としても携帯販売はかなりの人気を集めています。

携帯ショップ店員の大まかな仕事内容を以下では幾つか挙げてみました。

・携帯電話の機種別の説明や販売
・MNP(Mobile Number Portability)の紹介
・携帯料金プランやサービスの案内
・インターネットや電力など関連サービスの案内
・販売を促すためのティッシュやチラシ配り
・予約機種の受け付け
・装飾やディスプレイの変更

単純に携帯電話を販売すれば良いわけではなく、様々な業務を並行して行っていくのが携帯ショップ店員の特徴です。

現在では大都市を中心に次々と新しい店舗が建設されていて、オープンスタッフを募集しているところも少なくありません。

携帯電話やスマートフォンの需要がなくなることは完全にありませんし、お客様が満足するようなサービスを提供しなければならないのでやりがいのある仕事なのです。

しかし、実際は多くの人気携帯ショップに努めている店員が「できることなら早く辞めて、新しい職場に移りたい」と考えているようです。
一体なぜでしょうか。

携帯ショップ店員を辞めたい理由は?

携帯ショップ店員を辞めたい理由は?

携帯ショップ店員を辞めたい理由は?

携帯ショップ店員として働くに当たり、以下のような魅力があります。

・携帯電話の複雑な料金プランに関する知識を身に付けられる
・お客様から感謝されることでやる気がアップする
・売れる店員になるための接客スキルを身に付けられる
・未経験でもOKでコンビニのバイトと比べると時給が高い

しかし、正社員でもアルバイトでも実際に携帯ショップ店員を続けてみて、辞めたいと考えている方は少なくありません。

傍から見ていると楽しそうな仕事かもしれませんが、携帯ショップ店員になってみてからでしか分からない悩みがたくさんあります。

以下では、携帯ショップ店員を辞めたい方からよく聞かれる「今の職場を辞めたい理由」を幾つかピックアップてみました。

労働時間が長くて過酷な環境で働かなければならない

携帯ショップ店員は労働時間が長く、過酷な環境で働かなければならないのが辞めたいと考える理由です。

ショップによって異なるので一概には説明できないものの、体力的にキツいと辞めていく人が増えています。

・正社員はアルバイトとは違って残業をしなければならない
・売って終わりではなくお客様へのアフターフォローが必要
・フロア係りは一日中に渡って立ちっぱなしの状態が続く

休憩時間を除けば基本的に立ちっぱなしなのが携帯ショップ店員の仕事で、腰痛が悪化して退職したりマネージャー職で過労のあまり身体を壊したりするのは珍しくありません。

また、労働時間に加えてお客様へと正しい情報を提供するために覚えることが多いのです。

1.新機種が出る度に旧機種との違いを説明できるように勉強する
2.契約した時の記入用紙の数も多いので覚えることが多い
3.覚えが悪い人は労働時間外に自主的に勉強しなければならない

このような日々が長期間に渡って続き、体力的にも精神的にも大きなダメージが加わります。

ノルマを達成するためにとにかく売らなければならない

携帯ショップ店員は基本的に携帯電話を売ってナンボの世界なので、毎月厳しいノルマが設定されます。

正社員になると異動やノルマが多くなり、達成できなければ上司や先輩から詰められるので離職率が意外にも高い業種なのです。

携帯ショップ正社員の深刻な悩み

1.有名企業の正社員というカテゴリーでも大量採用、大量離職が前提
2.販売ノルマを課せられてオプションを売らなければならない
3.ノルマを達成できずに詰められ、うつ病や自律神経失調症を発症する

上記のように精神的な病気を発症する携帯ショップ店員もいますし、パワハラまがいの行為をされるケースも少なくありません。

携帯業界は基本的に3社独占(NTTドコモ、ソフトバンク、au)ですが、飽和状態なので他社から顧客を奪い合わなければならず、今後も営業ノルマはなくならないと仮定できます。

「これから先もずっと、延々とノルマに追われて仕事をしなければならないのか・・・」と考えて辞めたくなるのです。

お客様のクレームがどんなに理不尽な場合でも、携帯キャリアの看板があるので、懇切丁寧に対応しなければならない

お客様の理不尽なクレームに対応しなければならないのも、携帯ショップ店員を辞めたくなる理由の一つとなっています。

携帯電話を買いにくるお客様全てが良い人ではなく、中には偉そうな人や横暴な人もいるのです。

・店員の態度が悪すぎるからどうにかしろ
・ショップ店員が外でご飯を食べていた
・店内でスタッフ同士で会話をするんじゃない

店員の態度に関するクレームはお店側に非があるかもしれませんが、携帯電話の販売とは全く関係のない部分でクレームを付けてくるお客様がいます。

今では販売の競争が激化しているのでお店側も下手に出なければならず、自分が悪くないのにペコペコと頭を下げなければならない状況に違和感を感じて辞めていくのです。

社内での脅しや罵声といった事態に発展することもあり、携帯ショップ店員を中心とする接客業を続けるには相当な覚悟が必要だと頭に入れておいた方が良いでしょう。

携帯業界が向かう方向性に疑問を持っている

携帯業界が向かう方向性に疑問を持ち、「本当にこのままで良いのか?」「将来性はあるのか?」と辞めていく方はいます。

・有名企業へと就職しても携帯ショップ店員として働くと精神を削らなければならない
・携帯ショップに勤めているのにウォーターサーバーや保険など関係のないものを販売しなければならない
・キャッシュバック還元禁止でMNPが見込めなくなる
・お客様に対する罪悪感が強くなって売れなくなる

最初は未経験OKという利点に惹かれて入っても、上記のように理想と現実のギャップがあまりにも大きくて耐え切れなくなるのです。

他にも、多大なストレスを受けながら昇進しても更に辛いことが待っています。

1.営業ノルマやクレーム処理などの苦難を乗り越えて業務を続ける
2.キャリアを築いても強烈な出世競争に晒される
3.倍率100倍以上の出世競争に勝って本部へと配属になる
4.本部配属になる前には土日も引っ切り無しに電話がかかってくる
5.本部配属になる前に値を上げてリタイアする

このように携帯ショップ店員の将来性は厳しく、キャリアを積み上げた先に待っているのが幸せだと感じられる人が少ないのです。

人間関係のもつれでストレスが溜まる

ショップによって異なりますが、携帯電話を売ってノルマを達成してナンボの世界なので、人間関係はもつれやすくなっています

女性同士の醜い争いや陰口が飛び交う中で働かなければならず、精神的なストレスが溜まるからこそ辞めたい大きな原因となるのです。

・職場に嫌いな同僚や後輩がいて話もしたくない
・自分と合わない上司や先輩から詰められる
・女子同士のグループが複数できていて噂話が酷い

これらの環境の中で働くのは精神的なダメージが大きく、軽いうつ状態になって仕事ができなくなる携帯ショップ店員も増えています。

どうしても携帯ショップ店員を辞めたい人は転職も視野にいれるべきでしょう

携帯ショップ店員を辞めたい人は転職しよう

携帯ショップ店員を辞めたい人は転職も視野にいれる

携帯ショップ店員として働く毎日が非常に辛く、辞めたいと考えている方には転職がおすすめです。

大手キャリアの携帯ショップ店員は給料などの待遇が良くて、多少の辛いことがあっても中々辞める決心がつかないかもしれません。

しかし、30代40代と年齢を重ねれば重ねるほど転職の決心がつかなくなって機を逃しやすく、ズルズルと不満を抱いたまま働くはめになります

もちろん、携帯ショップ店員は悪い部分だけではなく良いところもあります。

それでも、今の仕事を辞めて新しい人生の一歩を踏み出すのは選択肢の一つで、思い切って転職をしてみてはいかがでしょうか。

・総合的なスキルアップを目指す
・適正となる仕事を見つける
・自分を更に成長させる

こういったポジティブな転職であればマイナスイメージが加わることはありませんし、携帯ショップ店員でも他業種へと転向できます。

若ければ若いほど将来性を買われて採用してくれる可能性が高く、辞めたい気持ちを押し殺してまで働くことに意味はないと心得ておいてください。

携帯ショップ店員を辞めて転職するメリットは?

転職を試みるに当たって様々な不安が残ります。

携帯ショップから転職する際の不安ポイント

・今の仕事を辞めた後に新しい職場を見つけられないかもしれない
・転職活動中ということが上司にバレるかもしれない
・新しい職場の社風に馴染めないかもしれない

上記の不安を抱えている方のために、以下では携帯ショップ店員を辞めて転職することで得られるメリットを幾つか挙げてみました。

携帯ショップから転職をするメリット

・同じ販売業でも百貨店の店員であれば出世の道が広くて将来性がある
・立ちっぱなしで仕事を続けずに済むので身体への負担が少なくなる
・毎月のノルマに追われずに済むので精神的に楽になる
・お客様の理不尽なクレーム対応をしなくて良いのでストレスが溜まらない
・派遣社員の人は正社員になって新たなキャリアの可能性を開ける
・携帯ショップ店員で培ったコミュニケーションスキルや営業力を次の職場で活かせる

転職は何も悪いことではありませんし、自分の可能性も見つける手段の一つです。

転職活動をしたからといって必ずしも仕事を変えなければならないわけではなく、携帯ショップ店員を続けながら活動すればリスクはありません。

別の業界を知れば以前よりも視野が広がりますし、携帯ショップ店員以外の仕事をする自分を想像できるので、怖がらずに転職へとチャレンジしてみてください。

携帯ショップ店員を辞めた後の転職先は?

携帯ショップ店員を辞めた後に転職先があるのかどうか疑問を抱えている方はいます。

どんな仕事をしていきたいのか個人によって異なるものの、携帯ショップ店員として得た経験やスキルを次へと活かすのは十分に可能です。

携帯ショップ店員を続けたことでどんなスキルを得られたのかを見ていきましょう。

転職時に役立つ、携帯ショップ店員が持っているスキル

・ショップではお客様に対して丁寧な対応が求められるので、礼儀作法や言葉遣いなど基本的なビジネスマナーを身に付けている。
・様々な層の人たちへと携帯電話の説明をしたり販売したりするのでコミュニケーションスキルを磨いている。
・商品やサービスを提案する力が身につくので自然と営業力が身についている。

ビジネスマナーやコミュニケーションスキルは携帯ショップ店員に限らず、どんな業界や業種でも必要となります。

営業力も養われるので、他の営業職へと転職しても役立つのはお分かり頂けるはずです。

とは言え、営業やクレーム対応が嫌で携帯ショップ店員を辞めたいと考えている方は、お客様となるべく関わらないような転職先を選んだ方が良いでしょう。

携帯ショップ店員に比べてマイペースな仕事ができる職種

・総務、経理などの事務職や営業補助職
・ウェブデザイナー等のクリエイティブな職業
・常に人手不足のIT業界

これらの職業が該当し、今の時代は「初心者歓迎」「未経験OK」という求人が増えました。

携帯ショップ店員から他業種へと転職するのは不可能ではなく、応募する企業のニーズや応募企業が求めている人材像を良く考えて自己PRできれば採用されます。

まとめ – 人生の選択肢は常にあなた自身が持っている

肉体的にも精神的にも疲れて携帯ショップ店員を辞めたい人は少なくありません。

「疲れた」「辛い」「苦しい」と感じながら業務をこなしていてもストレスが溜まるだけですし、転職して別の仕事を見つけるのは選択肢の一つです。

上記でご説明したように転職によって得られるメリットは大きいので、一つの職業に固執せずに広い視野で今後のキャリアを考えてみてください。

携帯ショップ勤務のあなたの人生を変えるために、まず一番注目すべきことは「携帯ショップ以外の職場もあることを知る」ということです。

案外、外部と交流がない携帯ショップ業界人は井の中の蛙になることが多いです。
自分の会社以外のことを全く知らないというケースも非常に多いようで、勇気を出して一歩外に踏み出せば大きな海が広がっているということを、改めて考えてみてはどうでしょうか。

兎に角、どうしても今の悩みが解決できなければ「別に辞めればいい」「辞めたっていいんだ」「自分は自由に人生を選択できるんだ」と割り切ること。

周囲からの目を気にしたり、あなたの人生と無関係な上司のメンツを立てて、自分の人生を後回しにしてします思考こそが「今の職場を辞められなくなってしまう」ことの最大原因であり、悩みをより深くして人生を間違えてしまう事につながります。

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